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『マツクランジャタイ〜あぁ再演だぞう〜』に参加した日のお話。

マツモトクラブさんとランジャタイのツーマンライブ『マツクラランジャタイ』

6月22日(土) 名古屋・東別院ホール 
6月23日(日) 大阪・ABCホール(第2部)
の2公演にありがたくも当選し
参加させていただきました



あの感動の公演から早3週間近くが経ちましたね…



もっと早くに感想をアップしたかったのですが
この『マツクランジャタイ』も含め
4週連続で週末に予定が入っていて
全く時間に余裕がなかったので
このタイミングになってしまいました………



感想は公演後に殴り書きしたメモと
脳内の記憶を頼りに書いていますので
そのところどうぞよろしくお願いします…(?)



以下の演目・表題に沿って1つずつ感想を綴ります

〜第1部〜
0.アナザーストーリー
1.バレンタインデー
2.セーラームーンが町に来る
3.まことちゃん
4.19回目の夏の君へ
5.アナザーストーリー

〜第2部〜
6.木綿のハンカチーフ

7.幕間の映像について





〜0.アナザーストーリー〜

都内某所でのマツクラさんとランジャタイの
やり取りの映像が場内に流れる

伊藤さんの著書『激ヤバ』に感銘を受けた
マツクラさんの発案により、舞台化されるという
最高のシチュエーション

マツクラさんが『激ヤバ』を読んでくれていて
本当によかった………

コルセットを腰に巻いた痛々しい
マツクラさんが印象的でした

あと映像にテロップが表示されてけど
伊藤さんのテロップがクセが強くて面白かった(笑)
「バウバウ」とかそんなのがあった記憶が…(笑)




第1部
〜1.バレンタインデー〜

伊藤さん著『甘くて苦いバレンタイン』より

伊藤さんのナレーションで始まる

名古屋公演は後ろから数列目での参加だったので、
明転した瞬間、舞台上に佇む伊藤少年は
伊藤さん本人だと思っていたら
それは伊藤さんを模した国崎さんだった

ふとした仕草、佇まい、口調など…
全てが伊藤さんそのもので
しかも現在の伊藤さんではなく
少年時代の伊藤さんな訳で、
ここで早速、国崎和也の凄さを思い知らされる

先生とのチョコレートをもらう練習のときも
お家に帰ってお母さんから実際に
チョコレートをもらうときも
心のこもった優しい声での「ありがとう」が
ものすごく印象的だった

しつこくチョコをあげようとするお母さんに対し
何度も「いらないよ〜」「いらないって…」
というその言い方が本当に伊藤さんらしかった

最終的にお母さんからチョコレートをもらって
優しい「ありがとう」で、すでに涙腺崩壊…

大阪公演では、名古屋公演に比べて
アドリブがプラスされているイメージがあった

お家に帰ってきてお母さんの「靴脱ぎなさいよ!」
は、名古屋公演ではなかったような気が…(笑)




〜2.セーラームーンが町に来る〜

ふっとう茶☆そそぐ子ちゃん著
『セーラームーンが町に来る』より

国崎少年をマツクラさんが演じ
親戚のりえちゃんを伊藤さんが演じる

お目当てのセーラームーンに会えるドキドキ感
お目当てのセーラームーンが
いないと分かったときの喪失感
会場でサインをもらうまでのドキドキ感
サインすらまともにもらえない喪失感

全ての演技がことこまかくなされていて
こちらまで一緒になって一喜一憂していた

そしてオチは全てタキシード仮面か
かっさらっていった…(笑)

ケツアゴは今でも思い出したら
お腹抱えて笑っちゃうくらい(笑)(笑)(笑)


タキシード仮面の無言の動きが
さらに笑いに磨きをかけていた印象がある


これも"The国崎和也"だった(笑)




〜3.まことちゃん〜

ふっとう茶☆そそぐ子ちゃん著
『まことくん』より
(ストーリーはマツクラさんが脚色したものです)

第1部の中で、個人的に1番好きな作品でした

明転した瞬間、
スーツ姿にネクタイを巻いた国崎さんが
ホームで電車を待っている様子
(これだけでありがとうございます♡という気持ちに)

どうやら得意先に打ち合わせのアポを
キャンセルされふてくされているサラリーマンだ


そんな中、電車の中で偶然にも幼なじみの
まことくんと遭遇し
(逆に何で今まで会わなかったんだろう?)
一気に少年時代へとタイムスリップしたかのよう

その瞬間に流れた"少年時代"が胸に刺さった

早口ノンストップで喋るまことくんに
最初はおどおどした様子で話すも
すぐに打ち解けてる感じかものすごくよかった

懸垂の競争をしていたのに
降りる駅だからと突如お別れするまことくんに
国崎さん演じるなべちゃん(?)の全身で表現される
『バイバーーイ!!!』
『お寿司食べに行こうねー!!!』
『いつでも空いてるよー!!!』
に心をギュッと鷲掴みされて震えた

大阪公演は2列目センターだったため
国崎さんの震える声と、目から流れる涙が
はっきりと見えた

役者・国崎和也の才能を思い知った

ここで再び涙腺崩壊……




〜4.19回目の夏の君へ〜

伊藤さん著『19回目の夏の君へ』より

「伊藤幸司さーん」とマツクラさん演じる
お医者さんに呼ばれ、舞台上に歩いてくる伊藤さん

ここでもまたもや呆気に取られる
少年時代の伊藤さんとは違い
見た目は現在の伊藤さん

全身真っ黒で赤のスニーカー
綾波ヘアの伊藤さんなのだが
演じているのはまさかの国崎さん

思わず前かがみになって
後方の座席から顔を凝視する

(やっぱり国崎さんだ…!!!)

伊藤少年同様、あまりにもそっくりそのままの
伊藤さんが舞台上に立っているようだった。

現在の伊藤さんのようがよりリアルだった
猫背な感じや声のトーン、話し方
全てが伊藤さんそのものだった


お医者さんと、伊藤さん演じるナースの
コージーコーナーいじりが面白かった

それと、お医者さんと伊藤さんの
「これじゃあまるで○○じゃないですか〜!!」
の掛け合いが面白くて、大阪公演では
アドリブ合戦のような感じで、さらに
ヒートアップしていたイメージがある(笑)


手術後、縫ってもらえない悔しさから
天を仰いで嘆くシーンがあったけど
あのシーンでも目から光るものが流れ落ちた気がした




〜5.アナザーストーリー〜

伊藤さん著『M-1グランプリ2021“
                     アナザーストーリー”』より


伊藤さんを国崎さんが演じ
国崎さんをマツクラさんが演じ
タクシーの運転手を伊藤さんが演じる

黄ジャージを着たマツクラさんにグッとしたのと
タクシーの中でのやり取りがやけにリアルだった

国崎さん演じる伊藤さんは
ここでも他の誰でもない伊藤さんだった

相づちの仕方、声色、目線の動かし方
全てに伊藤さんの要素しかなかった

伊藤さんとタクシーの運転手による
やまびこ合戦が面白かった

「(伊)こわ〜い」「(運)こわ〜い」
「(伊)運転してるの?」「(運)運転してるの?」
など、大阪では名古屋よりかなり長かったイメージ


そしてお墓の前で、ランジャタイのM-1決勝のネタ
『風猫』を披露するシーン


"M-1グランプリ"名物のナレーションとBGMが流れ
本当に目の前では"2021年のM-1決勝戦"の景色が
映し出されていて鳥肌が立ちました


マツクラさん演じる国崎さんのネタの再現度も
本当に素晴らしかったです

かなり練習されたんだろうなと思いました




第2部
〜6.木綿のハンカチーフ〜

楽曲『木綿のハンカチーフ』より
国崎さんが構成・脚本したものです


とにかく涙なしでは決して見れない作品

昨年末の上演時にSNS上で溢れていた感想に
心の底から納得できるものでした

マツクラさんが主人公・洋平役
伊藤さんが洋平の想い人・さちこ役
国崎さんがパブで歌う女性・アカネ役


想い人を残して上京する洋平
必ず帰ってくると信じてひたすら待つさちこ

都会の波にもまれ日々奮闘するも
その思いとは裏腹に何事もうまくは進まない
洋平の葛藤と欲望がぐるぐると渦巻いていて
マツクラさんの演技に圧倒されてしまいました

一方で、洋平の帰りをただただ待つさちこの
言葉少なくとも顔の表情のみで表現される
切なさ、寂しさ、悲しさ、もどかしさが
リアルで見ていてドキドキしました


そして時は流れ
運命の出会いを果たす洋平と
パブで歌を歌っているアカネ 

歌っているアカネにどんどん引き込まれていく
洋平の演技が素晴らしかったです

アカネのハスキーボイスとウィスパーな声量が
見事にマッチしていて、"アカネ"という人物が
実在しているかのような錯覚に陥りました

言葉や口調は強くとも、洋平のために
アドバイスをしたり、ときに遠回しに励ますアカネ



アカネの「一生と一瞬は違う」という言葉に
自分自身も心打たれ、一気に涙が溢れてきました


洋平はアカネの後押しもあり、意を決して
さちこに会いに行く

が、洋平と離れ離れになったあとも
近くでそっと見守っていたしゃばぞうに
さちこも心動かされ2人は結ばれました


悲しい結末…のはずですが
それでもなんだかハッピーエンドな気持ちに
なれたのは、最後にアカネの誕生日祝いとして
スナックで洋平とアカネが2人でお酒を交わして
少しほんわかした雰囲気を見れたからなのかも
しれません


『木綿のハンカチーフ』では、自分の心は
全てアカネさんに持っていかれました


アカネさんに恋してしまいました




〜7.幕間の映像について〜

幕間でマツクラさんが昔から交流のある
ランジャタイとの貴重な映像や写真を
ふんだんに使用してくださっていて
中には初めて見る映像や写真も
本当にたくさんありました

特に好きだったのは
地下ライブの映像で、ランジャタイのネタに
マツクラさんが巻き込まれていて
客席はゼロ笑いなのに3人が楽しそうな映像(笑)

あとは手相を見てもらう2人や
直近の国崎さんがマツクラさんにお金を貸す映像など

カラオケで歌っている映像など
昔から交流のあるマツクラさんだからこその
貴重な映像・写真を見ることができました




最後に………

全編を通して使用されている楽曲・BGMの
センスがピカイチで、また流れるタイミングなど
全てが絶妙すぎて、本当に壮大で素敵な1つの作品

『マツクランジャタイ』

を目の当たりにすることができました



来年には続編の上演が決定しているとこのとで
続報を心待ちにしています



チケット争奪戦は必至ですが
参加したい全ての方が観れますように☆*°




この度は素敵な作品をありがとうございました


こんな素敵な作品に出会えた日のことを
一生忘れません









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