雑文 #265 買い物恐怖症

買い物恐怖症になってしまった。と言うと大袈裟だが、要するに買い物がとてもきらいになってしまった。 きらいなのに、しなきゃいけない。もちろん娯楽のものなどは買わなきゃいいのだが、食料品や日用品を買うのさえいやなのだ。誰かが代わりにやってくれるわけでもないから、渋々買う。やりたくないことをやっているのだから、恐怖症にもなる。 いつ頃からだったのだろう。ウキウキするような買い物も、気後れするようになったのは案外2年以上前の頃からかもしれない。でも毎日の必需品を買うのさえ恐怖になったのは、ここ最近のことだ。 必要だから恐怖なのだ。何も必要じゃなきゃこんなにきらいにならない。しばらくしなくてもいいものならば。買い物休みたい。 コンビニがいちばん気楽。だからと言って三食コンビニで済ませるわけにはいかない。何しろ私は出来合いのものがあんまり好きじゃないのだ。だが最近私は家事がきらいになったので（このことは昨日 #雑文 に書いたがupする前に消えてしまった）、コンビニに頼ることも増えた。好きじゃないものを食べるとこれまたストレスがかかる。困ったものだ。 前に向かう気持ちが欠如しているのだと思う。買い物は、食い気味の行為だ。なんかどうでもいいや〜なんて思いながらいい買い物なんてできない。 ネットの買い物すら億劫だ。 私は覚えている。手に取って目で触れて買うときも、ネットで吟味しているときも、買おうと決める前後の気持ちのあの高揚感を。 そんなもんぺしゃんこに潰れてしまった。 いまでは買い物恐怖症。 ナスを手に取り鶏のササミを手に取り、はてどうしようと思う。料理もきらいになっているから、もう、考えたくない。 何も買いたくない… いつ恐怖から解かれるんだろうか。