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ゴールデンウイーク 2015

東京は毎日天晴れなゴールデンウイーク。

日なたの若葉薫る4月27・28日は渋谷公会堂にてくるりのNow&Then Vol.1ライブ。1stアルバムと2ndアルバムの曲をぜーんぶ曲順に演る。

私はこの頃(1999年頃)のくるりを全然知らなかったし、特に『さよならストレンジャー』の曲はライブで聴いたことのない曲が半分以上なので、楽しみすぎてど緊張しながら会場へ向かった。この日がお誕生日の岸田くんへのプレゼント(納豆など…)を携えて。

27日は8列目のど真ん中の席で表情など見ながら、28日はもっと後ろで全体の音を感じつつ、聴いた、観た、焼きつけた、何よりその後の残響がすごかった。数日間音がちゃんと耳に脳に残っていたので、改めてそのふたつのアルバムを聴く必要がなかった…というか聴くのがもったいなかった。
あのかっこよさが目にも残っていてとにかく余韻のすごいライブでした。ありがとうありがとう。
ライブでなかなか演奏しない(でも大好きな)曲を聴けるのはマニア冥利につきます。初めて聴く曲を目の間にしたときのあのテンションの急上昇っぷり、あの楽しくてうれしくて仕方がない感じ、味わいすぎてどうにかなりそうだった。
あとすいません、初期の曲を演奏し歌う岸田繁がかっこよくてどうにかなりそうでした。

印象に残ったのは、「傘」「7月の夜」「ブルース」「さよならストレンジャー」「ピアノガール」「ロシアのルーレット」「チアノーゼ」「ガロン」「街」「宿はなし」「ハワイ・サーティーン」……ああ贅沢だ。
若き日の衝動やどうしようもない鬱屈した思いを音に乗せる気持ちよさ。
青さはあるけれど決して古びないのは本当の音楽だからだよなぁ。


5月1日は赤坂BLITZにてハンバートハンバートのワンマン。

ハンバートハンバート、ワンマンは初めてだけど、私はCD聴いてる時点では良成さんの声が好きだなぁって思ってて、でもいざ生で見たら遊穂さんに釘付けだった。このひと好きだーって思って。何だろうな…存在感?それ以来憧れのひとなのです。
この日も遊穂さんがかわいくてかわいくて。私が女性をファンになるのはとても珍しいのです。あんなひとになりたいなぁ。


5月3日。さいたまスーパーアリーナにてVIVA LA ROCKというフェス。
楽しかった〜。
何せ、演奏が終わっても終わっても次の楽しみがある。はしゃぎっぱなし。
高橋優→くるり→cero→銀杏BOYZ→スピッツ→ブンブンサテライツ、と堪能しました。
くるりは真ん中の前方でしっかり満喫。渋谷公会堂2日目よりよく見えた。
くるりは大きなフェスでも小さなハコでも変わらない。好きさをさらに実感。「Liberty&Gravity」以外は初期の曲のセットリストでした。

しかし正直言って、やはり私には大規模フェスは合わないと実感。
翌日帰るつもりが、妹と姪っ子が風邪を引いて大変なので東京に居残ることに。そうこうしているうちに私も風邪を引いてしまいました。
いやもちろんフェスに行ったせいではなく確実に妹たちの風邪がうつったんですが、日に日に具合が悪い…そんな中で、ああ疲れた、ああいう大きなフェスは本当に心底疲れるとしみじみ感じています。
若さと体力不足(笑)もあるんだろうけど、「肌の合わなさ」を感じるんだよね。そりゃ楽しいんだけど。
くるりの主催する音博や、1日限りのステージも何個もないようなゆるめのフェスは違和感ないんだけど。
なんか無理してる自分を感じてしまい、少し反省し、やはり私にはワンマンライブだなぁと改めて思う次第です。


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