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雑文 #6

音楽がなかったらどうしていただろうと思うとぞっとする。

どうしようもない気分のときにどうしたらいいかと訊かれて、私の場合は音楽を聴けばいいと思うんだけど…と答えたがその人は音楽がそんなに好きなわけじゃない(少なくとも私が救われているほどには)と言う。なんかそこは私はラッキーなのかもしれない。頼れるものがあって、それがなくならないものであって。人類が続く限り音楽は残っていくだろう。と私は信じる。


(フクロウは知恵のしるし)


さて2月。2015年初ライブはneco眠るというインストバンドと大好きなceroの対バンだった。恵比寿LIQUID ROOM。ceroの楽しさは半端ない。高城くんは今年初ライブでとてもとても楽しそうに演っていた。あらピーはやはり私のどストライクで、はしもっちゃんは相変わらずの粋なギタープレイ。ceroの音が好きだ。ceroの楽が好きだ。

neco眠るは「ENGAWA DE DANCEHALL」という曲がとってもおススメで、楽しくて踊れる。ちょい盆踊り入ってるのが日本人マインド的にいいんだろうなぁ。


最近(前からだけど、とくに)インストの曲や、歌入りの曲のインスト部分が好きだ。歌詞がない分、ものすごく想像力高まる。「おやすみ日本」という番組で星野源の「くせのうた」を聴いたとき、間奏部分が何より愛おしかった。「季節」のアウトロも好きすぎる。さすがSAKEROCKの作曲者。

くるりについてはいろいろありすぎる。「かごの中のジョニー」はライブでアウトロを聴くのが楽しみだし、武道館でのDVDを観ていると「奇跡」のアウトロで泣いてしまう。実際あの場でもそうだったし、あれはなぜか歌詞のある部分ではなくアウトロでピークがくるのだ。「春風」のイントロでは私は雪がゆっくりゆっくり溶けてゆくさまを思い起こす。実際の雪どけの音(そんなものがあるのなら)よりいっそう雪どけの音っぽいような気がする。「JUBILEE」はアウトロに後日談がいっぱい詰められていて、そこで雨が降ったり風が吹いたりして日々が過ぎてゆく…と勝手に思っている。「惑星づくり」では惑星ができた!って思う場面がある(笑)

もちろん日本語も美しい。英語も。その他の言葉もきっと。私が好きなミュージシャンの歌詞はとても詩的だと思っている。そんな言葉が音楽とぴったりと合体したときの感動もまたすごい。そんな例で思い出すのはくるりの「There is (always light)」の

Love the life you live, live the life you love

until we meet again

という部分だ。ものすごく好き。


 

ナカコーさん主催のLOUNGE NEOでのDJナイトではそういう、音が楽しい曲をいっぱいかけてもらった。岸田くんがかけたレイ・ハラカミの曲のときは隣にハラカミさんがいたかもしれない。until we meet again…私にもまた会いたいひとがいる。


いい音楽、本物の(と思える)音楽が、もっともっとこの世にはびこればいいなぁ。

世界には、醜いものやいびつなものがたくさんあるけれど、別の方向を見てみれば、美しいものや楽しいものもたくさんあるんだから。しばしば私はそれを忘れそうになる。

そんで、ごめん、DJナイト行ったら、とにかく無性にライブが観たくなった。ちょっといま、むずむずむずむず背中がかゆい、みたいになってます。



姪っ子と。私は動物園も大好きです。

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