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雑文 #9

8月。葉月って響きが好き。長月生まれだけれど。

暑さに弱い私は夏は苦手気味だけど、でも夏の雰囲気は大好きだ。
夏草、かげろう、高校野球の音、花火、蝉の声、入道雲、祭り囃子…
秋田は冬が長く暗いから、夏には人々のテンションは明らかに高くなる。
明日から竿燈祭りだからなおさらだ。

昨日、写真家の岩合光昭さんとサイン会でお話できた。
トークショーのチケットないけどダメ元で行ってみたけどやはりダメで、普通に展覧会観てちょっとグッズを買っていたら、「サイン会いま行けば間に合いますよ」と言われ、行くと最後の最後だったのでわりと話せた。ラッキー。
岩合さんはすごくきれいな目で私をまっすぐ見ていて、握手をするととても包容力のありそうなひとだと思った。
安心できるひとだ。
作品でわかっちゃいたけど目の当たりにした。

桃が一番好きです。食べ物のなかでも、猫のなかでも。


先週あたり東京行ってて、異常な猛暑とあちらの仕事の忙しさで体調崩し気味である。
その他にもいろいろあった。
自分の弱さが不甲斐なくなり、誰かに泣きつきたかったけど両親は心配するだろうし、とっさに思いついて亡き親友の家に行った。
親友のお母さんだけいて、ぶちまけて泣いて、聞いてもらった。
お母さんは少し困った様子だったけど、話していると親友と話しているような気分になるほど似た雰囲気のひとなので、落ち着いたし甘えられた。
無理するなと言ってくれる家族もそうだし、手を差し伸べれば助けてくれるひとがいるってこと、幸せなことだと思った。
その後お父さんが帰ってきて音楽の話をした。
音楽話できる友人が秋田にいないのでお互いうれしかったみたい。

すっかり伯母バカです。
このような純粋無垢な笑顔のひとになりたい。
ほんとうにかわいくて癒される。


ところでサンフジンズの『スリーシンフサンズ』が発売になったがこれもなんかいい流れ。
くるりを聴くときとは切り替えて聞けるし、このストレートさがいい。
私にとってはくるりとはまったく別物だけど(つまりくるりのほうがずーっと好き)、息抜きになるというか。
何よりアホな歌詞とかっこいい演奏の落差がいい。
私は大地くんもファンで、サケロックとか聴いてるときはドラムをよく聴いてしまうのだけれど、サンフジンズではギターをとにかくメインに聴いちゃう。ごめんねケンシューイ。
岸田くんのギターはピンクフロイドのデヴィッド・ギルモアみたいに聴こえる。
ギターのこと無知なんでほんと感覚だけなんだけど。
民生さんのギターはとにかくかっこいい。男らしい。ギターソロ聴き入っちゃうよね。
でも岸田くんのギターが一番好き。私に苦手だったエレキギターを好きにさせてくれたひとだもん。
苦手時代にクラプトンも聴いてたけど、アコギだけで演ってくれないかなぁと思っていたほどだから。
でもね、ローリング・ストーンズを生で観たときはキース・リチャーズのギターになぜか泣いたの。鳴り出した途端に感動して泣いてたの。
何だろうね…

ほんとうに音楽はおもしろい。
必要だし、かけがえのないものでずっと一生一緒でいたい。


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