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明日のためのリーディングと、おまじないづくりの巻

みんなー!カードで遊んでるー!?リーディング、やってるーー!?

はい、やっていてもやっていなくても構いません。カードを持っていてもいなくても構いません。今から(あなたがこの記事を読み始めたタイミングから)私と一緒にリーディングをしてみましょう。「今忙しいねんけど」っていう人は、暇になってからで大丈夫です。

お題は『明日ファッションに取り入れる色と、そこにかけるおまじない』。
レッツリーディング!

まずはオラクルカードかタロットカードか本を手元に準備しよう

ぶっちゃけ何でもいいです。何らかの情報がある程度まとまったものなら何でもいいです。私は今日は本でやります。背表紙を見ずに本棚をまさぐった結果、中原中也の名言集を持ってきました。よ、よりによって……!

さぁ、今回はちょっぴりスピリチュアルなこともやってみましょうか。別にスピリチュアル要素は入れなくても全然いいのですが、ここは敢えて「チャネリング」という言葉を使ってみます。

チャネリングというのは、簡単に言うと「チャンネルを合わせること」。目に見えない不思議な存在とコンタクトをとるために、こちらから念(コミュニケーションをとりたいという意志)を飛ばして、チャンネルを合わせるのです。

おや?チャネリングって何?という声が聞こえてきますね。オーケイオーケイ、大丈夫。

目に見えない不思議な存在というのは、神様とか天使とか、はたまた我々を見守ってくれているスピリットガイドとか、そういった「味方になってくれる存在」を指します。例えば天使系のオラクルカードを使うなら、そのカードに描かれている天使、タロットカードを使うなら、そのカードに描かれている存在、もしくは自分を守護してくれている誰か……と会話する形で、リーディングを進めていくこととします。

まぁこれでチャネリングができるかどうかは一旦置いておいて(今はそこが重要なのではない)、とにかく「味方をしてくれる誰か」と会話をするイメージをしてみてください。

大切なのは、どんなに「味方をしてくれる誰か」であっても、違和感や反発を覚えたら、スルーすること。そこと戦ったりそもそもを問うのはまた別の話なので、今回は「うんうん、そういう言葉も出るよね」くらいの感じで流しましょう。

次はカードを1枚引くか、本をぱらりとめくってみよう

お題は先ほど書いたとおり、『明日ファッションに取り入れる色と、そこにかけるおまじない』です。

さぁ、カードを引きましたか?もしくは、ページをめくりましたか?

それではそこに、何が書かれ/描かれていますか?気になった要素を、箇条書きでだだっと書いてみてください。スピリチュアルな感じでいきたい人は、スンッと入ってくる言葉や頭にふんわり浮かぶ言葉と会話しながら抜き出してみましょう。

私の場合は『骨』という詩が載っています。よ、よりによって……!

・肉と骨
・光沢はない
・吸収し、ただそこに在り、そして幾分反映する
・三つ葉のおひたし
・霊魂
・小川
・枯れた草
・ただただ見ている

……私が気になったところはこんな感じでしょうかね。

さて、これらの要素を念頭に置きながら、明日の自分のコーディネートに取り入れる要素を絞ったりイメージを膨らませたりしていきます。先ほどのスピリチュアルな動作(目に見えない不思議な存在との会話)が楽しかった人はそのまま会話調で明日のコーディネートとおまじないを考えてみましょう。特にピンとこなかった人は普通に考えてOKです。

要素を整理し、おまじないをかける

先ほど挙げた要素を並べてみて、「色」と「形」を素直に取り入れられそうなものと、そうでないものに分けます。

私の場合、明日は本日に引き続き外に出ずに作業をする予定ですので、ぶっちゃけ服はどうでもいいです。どうでもいいですが、この要素を考慮すると結構コンセプチュアルなコーディネートになりそうですね……

「色」と「形」を素直に取り入れられそうな要素

・肉と骨
・光沢はない
・吸収し、ただそこに在り、そして幾分反映する
・三つ葉のおひたし
・霊魂
・小川
・枯れた草
・ただただ見ている

「肉と骨」 私の肌が肉そのものなので、ここは骨の『白』をメインとします。「光沢はない」マットな質感の素材を選びましょう。「三つ葉のおひたし」緑色をどこかに取り入れましょう。

さて、メインの色と差し色が決まったぞ。白ベースに緑をちょびっと!そんな組合せにするぞ。で、残りの要素はおまじないに使います。

おまじないとして取り入れられそうな要素

・吸収し、ただそこに在り、そして幾分反映する
・霊魂
・小川
・枯れた草
・ただただ見ている

ここからが本番です。引いたカードやめくったページを見ながら、しばし言葉を心の中で遊ばせます。ストーリーを膨らませ、飛躍までも楽しみながら、散らばる要素をひとつにまとめていきましょう。

イメージが止まってしまうようであれば、補助でカードを引き足したり、ページをめくり足して構いません。要素と要素の隙間を埋めながら、イメージで遊んでみましょう。目に見えない不思議な存在ともどんどん会話してください。自分だけで考えたいときは、彼らは空気を読んで黙ってくれるはずなのでご安心を。

ももねこの『明日のための物語』

そんなこんなでね、イメージを膨らませまくっていっちょポエムなぞ書いてみました。こいつがももねこのおまじないの素となります。ももねこは文章を書くのが好きが故ポエムに仕立てただけなので、この作業はすっ飛ばしても全然いいです。イメージするのが大切、ただそれだけ……

ももねこポエム

白は、すべてを吸収し、そのまま通りすがらせてしまう色だ。
昔のことも、今のことも、そしてこれからのことも、すべて何を言うこともなく白の中を通っていく。

白は、かつてこの頭蓋を埋め尽くしていた思考さえ、見事に漂白してしまった。白くなった思考は私の身体から抜け出し、細くか弱い小川となって、目の前を絹糸のように過ぎていく。

頭の中が真っ白だ、あんなにもやかましかった言葉たちはすべて流れ出てしまった。私はそれらを手繰り寄せたりせず、ただただ眺めていた。

かの思考が「現在」だった頃の記憶がまだ頭の片隅に残っているような気もするが、おそらくそれは勘違いだろう。

今の私に残ったものは、白、ただそれだけなのだ。

……なんつって!

しばらくぼんやりしながらイメージとヴィジョンの中で遊んでみたところ、「ゴリゴリに考えて考えてデータにしたものが全部役に立たない」というとんでもないストーリーが見えてきました。明日は引きこもって仕事だっつってんのに、恐ろしいことですね!

ただ、ちょっとわかります。ここのところあまりにもバタバタしすぎていて、頭がうまく回らなくなってきているのです。このままだと「昔考え尽くしたことをそのままトレースするだけの、劣化した、中身を失った枯草のような仕事」をしてしまいかねません。やばい!

ってことで、この事態を避けるためのおまじないを作ります。おまじないを作って、明日着る服にそれをこめるのです。そうすることで、明日私が着る服は「自戒とアドバイスがこもった魔法のアイテム」に変身するのです!

おまじないを作ろう

さぁ、おまじないのための要素を、新たにカードや本からいただきましょう。ペラッと引いたりめくったりしてみましょう。えいやっ!

生まれて始めて両親を離れ、飛び立つ思ひなり
──彩図社発行「名言 中原中也」より引用

ほほう。右側のページがこれです。

京都ではひとりぼっちで寂しいから、公園に行って遊ぶんだよ
──彩図社発行「名言 中原中也」より引用

ほ、ほほう……!左側がこれ……

この場合、両親っていうのは文字どおり両親というよりは、「保護してくれていたもの」と解釈した方が良さそうですね。タカノちゃんですね。さすがに甘えすぎでしょうか。

京都でひとりぼっちで寂しくて公園で遊んでいたいのは私です!私もです!!うわあああんどこか遠くまで散歩してええええ!!

ってことで、明日私の頭が真っ白になった挙げ句しょーもない劣化版の仕事をしないように、「服に込めるおまじない」は以下のとおりです。

発動条件:公園で散歩
効果:過去の経験にプラスできる新鮮な発想を得る

いいおまじないじゃーーーん!せっかくだし、買い物がてらキーワードに出てきた「小川」と「枯れた草」が見れるような公園に寄ろう。そうしよう。

中原中也は、立命館中学に転校したときに上記の2文を生んだらしいので、所縁の地のどれかに寄ってみようかしらね。っていうか京都、中原中也の所縁の地、多いな??でもって割と近所だな??本棚からこの本をとった時点で、お散歩コースが決まる予定だったのかもしれません。

リーディングが終わったら

目に見えない不思議な存在にお礼を言って、イメージの世界から戻ってきましょう。でもって明日着る服を選んで、作ったおまじないをそれに込めて、枕元にでも置いておきましょう。明日、今回のリーディングを思い出すようなできごとがあれば、おまじないを使うチャンスです!遠慮なく使おう!私は明日のタスクにお散歩が追加された上に行き先も大体決まってきたので、きっとおまじないをしっかりと使うことになるでしょう……

というわけで、こんな感じで生活にリーディングを取り入れてみてはいかがかしら?というご提案でございました。気軽に楽しく、リーディングをやりましょー!

それと、手前味噌で恐縮ですが、オラクルカードリーディングの練習に役立てていただけるよう、手引書を電子書籍にて発行しております。100円というちょっとした野菜か牛乳よりも安い程度の価格でお届けしておりますので、ご興味がございましたらぜひご覧くださいませ!


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