2歳くらい

保育園に入る頃には
祖母が所有する新潟県亀田の物件に引越しました。
一階は中華屋さんと一間の住居、
2階には祖母が住んでいました。
祖母といってもバリバリに働いて
生命保険屋のトップセールスレディだったみたいです。
洋服のサイズは17号。
豪快に喋り、食べ、動き回り、ものすごく年下の彼氏と一緒に暮らす人。
やってることは多少「黒」でも面白い人でした。
私は親がお店に出ている時はいつも小さな部屋の中で絵を描いていました。
保育園が大っ嫌いでした。
しょっちゅう抜け出すことを考えていました。
両親の仲は良い悪いよりとにかく忙しそうだった。
夜、人形たちが話してること、
押し入れの中に時々現れるもう一つの世界があること、
両親に言っても信じてもらえなかった。
あれは何だったんだろう。

夢だったのかな。

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