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年末の音楽番組。

年末になると、様々な音楽番組の特番がある。普段から音楽番組は仕事柄チェックしている方だと思うのだが、それでも今年はサボってた。だって面白くないんだもん。。音楽シーンを面白くしていないのは、俺にも責任があると思う。。

で、まずは「ミュージックステーション・スーパーライブ」。紅白歌合戦よりも最近のミュージシャンはこの番組に出ることの方がいいみたい。際立っていたのが、西野カナと秦基博。西野カナちゃんに関してはとにかく顔と曲が素晴らしい。何気に音楽的にもアムロちゃんより今の西洋音楽をちゃんと取り入れてるしそれをJ-POPというフォーマットに見事にアウトプットしている。そして名古屋の田舎者くささがなくなって、とても可愛くなってる♡ 今年は西野カナちゃんの「Darling」と秦基博くんの「ひまわりの約束」が際立ってたように思える。「いい曲だなー」と心に響いた曲という意味では。

そして「HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP」。90年代にはじまった当時は本当にこの番組面白くて、毎週見てた気がするけどいつのときから視聴率的な問題?で(確かに歌のパートになる瞬間視聴率が落ち、トークだけ視聴率が上がるという噂の不思議な番組だったので、アーティストにとってはあまり美味しくない番組になっていた)変なお笑い番組になってきて、ダウンタウンの切れ味の失速とともに番組も失速し、終わってしまった。でも昨年末の特番は面白かった!総集編の部分が特に。ゲストはきっとこの番組を当時盛り上げたであろうTRF、河村隆一、TM Revolution, PUFFY、GackT等、全然現役感のない人たちばかりだったのだが、その方々の劣化具合を惜しみなく生歌であらわにしていたので、残酷過ぎる!!!とシニカルに見ていたのだが、最後のH Jungle with T「War Wow Tonight-時には起こせよ、ムーヴメント」にとても感動。なんて普遍的でいい曲なんだ!20年前?くらいの曲だと思うのだが、今の時代にも通用する楽曲とストロングメッセージ。勇気付けられました。

「紅白歌合戦」は仕事の都合でリアルタイムで観ていないのだが(上記二番組もそうだけど。。)正月に飛ばしながら見た。ここ2、3年の紅白歌合戦はすごく面白くなってると思う。メリハリあるし。印象に残ったのはV6の「WAになって踊ろう」。イノッチ(あさイチ!)と岡田くん(大河)のNHKへの貢献度で意外にも初登場?だったのだが、デビュー当時フロントであった�森田くんと三宅くんは影が薄く、やはり目にいくのはイノッチ。五木ひろしさんの「よこはま たそがれ」もなんてキャッチーな曲なんだ!とプチ感動。中島みゆきさんの「麦の唄」も現役感バリバリで素敵だった。美輪明宏さんは凄みだけで相変わらず音程のない音。聴くに絶えず。あれがシャンソン?薬師丸ひろ子さん「Woman-Wの悲劇」。当時のカラオケ?にピアノだけ松任谷正隆さんが生で弾く?という面白いことやってたけど、出来はともかく曲は素晴らしい。AKBグループはなんであんなたくさんいるのに、みんな同じことばかりやっているのだろう。地方でわけてるのなら、音楽もジャンル分けすればいいのに。演歌、レゲエ、ロック、歌謡曲、とか。。されてるのかな?俺がわからないだけか。。論外すぎる音楽たち。「恋するフォーチュンクッキー」は名曲だったけど。そして中森明菜の登場。アメリカからの中継で「口元がおばあちゃん過ぎる」と話題になっていたみたいだけど、なんだこれは彼女における「AL-MAUJ」「愛撫」が合体しているような曲で、浅倉さんはそれを意識したのかな?だとしたら、わかってる!と思った。EDMとか言われてるけど、こんなのEDMじゃない。明菜音楽だ。せめて復活するときくらいは、テレビから目を反らせないくらいのかつてのすごいパフォーマンスをしてほしいけど。。

サザンオールスターズの「ピースとハイライト」が安部政権に対するメッセージソングだ!と今頃話題になっているようだが、その現象自体は「いまさら」感がある。サザンはいつも時代と闘って勝ち抜いてきている。70年代に「勝手にシンドバッド」を出したときから。個人的には「桑田さんはもしかしてこれから曲に遺書を書こうとしているのではないか?」と涙した「栄光の男」をやってほしかった。随分お痩せになっているのが心配になりましたが、歌は相変わらず素晴らしかった。

賛否両論あるらしいSEKAI NO OWARIだが、最近になって少し好きになってきた。「こころに傷がある、弱いけど頑張る少年」ぶりが痛々しいな、と思ってたけど、きゃりーぱみゅぱみゅとの恋愛を惜しげもなくさらす等、ゴシップもエンタテインメントにしているところは、逆に好感度があがった。ここまでくるとジャスティンビーバー並みに浮世離れして裸の王様になりまくって暴れてほしい。タブーだったものがどんどん崩れていく。崩すのはいつも反逆心。かつてのサザンがそうであったように。ミスチルがそうであったように。

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