コロナワクチン2回接種後のサーベイ(アメリカにて日本人対象)
さて、私はアメリカはテキサス州ヒューストンに住んでいます。テキサス州はかなり早いうちから大量のコロナワクチンを購入し、昨年12月末からテキサス州立大学の職員は全員ワクチンを無料で受けられるようになりました。本当に職員全員です。医療関係者はもちろん、アルバイトであろうと、掃除のおじさんおばさんであろうと、UT e-mail addressを持つ人は全員ワクチンをオンラインで予約して受けられるようになりました。
わたしは研究職なので、臨床で働く方々を優先に、と思っていたら、もうすぐに研究者であろうとすぐうけられますよ!というお知らせが大学から来ました。
それは2021年1月の初めのこと。ワクチンの安全性とかどうなの?とかやっぱりはじめは思いますよね。
ところがどっこい、周りでどんどんワクチンを受ける人がふえてくると、
「出遅れた感」
が半端ない(笑)。
やばいじゃん、私も受けないと!となってしまいました。人間の心理とは不思議なものです。
そのころのうちの大学ではモデルナだけで、選択肢は基本ありません。ですからいわれるがままにモデルナを1月と、4週間後の2月の初めに受けました。
さてさて、このモデルナ。くせ者です。
熱が出るかも、と聞いていましたが、半端ない。
ワクチン二回目を接種後12時間くらいから、寒気が出てきて、体がほてってきました。熱が38.5℃を超えても、寒気が止まらない。
うお〜!サイトカインでまくり!!
発熱のメカニズムについてはいつか書けるといいのですが、基本mRNAワクチンはそれによって作られたタンパク質(この場合はコロナウィルスのスパイクタンパク)に免疫細胞が反応して、免疫を励起するために、いろんなサイトカインをだします。
まさにそれが起こっている!という実感!
でもまあ感染しているわけじゃないから、気持ちはむっちゃ元気なんですよね。
てきとうに解熱剤を飲みながらやりすごしましたが、なんとしっかり翌々日の朝方まで熱は続きました。
そして、すとん、と解熱。
面白いワクチンです。
しかし、これはなかなかやっかいです。
この熱は副反応というより、当然起こるべき免疫反応ともいえますが、一体どれくらいの人が同じように高熱、悪寒をおこすのだろう?と疑問に思いました。
アメリカCDCのページに載っているワクチン後の発熱の頻度より多いのじゃない?という気もします。なぜなら、まわりの日本人、中国人は二回目のワクチン接種後、みんな高熱でくたばっちゃったからです。
もしかして人種差あり?とか思い、急遽まわりの日本人を対象にアンケート調査を行うことにしました。
とはいえ、私も大学人のはしくれ。IRBに申請して許可をもらい、モンキーサーベイを行いました。
人種差があるかどうかは、なにぶん数が少ないのでわかりませんが、
とりあえず興味のある方はこちらをご覧ください。
ファイザーとモデルナワクチンの比較もしていますが、ちょっとすぐにデータがポストできないので、それは後日。
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