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いい文章とはなにか

こんにちは、ももちです。

突然ですが、私は言葉がすごく好きです。
言葉を武器にして営業やカウンセリングというお仕事をしていますし、
趣味で本を読むのも文章を書くのも大好きです。

よくキャリアカウンセリングをしていて、
「自分の好きなことを表現したいからライターになりたいです。」
という方にお会いします。

しかし、ライターというのは自分の書きたい文章を書くことがお仕事ではありません。
お客様の求めているものを言葉という手段で形にするお仕事です。
好きなことを書きたいのであればアーティストの道を選ぶか、もしくは趣味が一番。

今回はいい文章はとはなにかということについてお話していこうかなと思います。


いい文章とはなにか

それは「誰に向けて何を伝えたいか」を明確にして、分かりやすく伝わる文章だと思います。
同じ内容でも受け手によってはいい文章になるし、素通りしてしまう文章にもなります。

では、どのようにして「誰に向けて何を伝えたいか」を明確にした文章を考えればいいのでしょうか。
2つの要素についてそれぞれ説明します。


1.誰に向けた文章なのか

つまりターゲット層やペルソナです。
「多くの人に読まれてこそ、いい文章だ。」という意見もあると思います。
もちろん、多くの人に読まれることを目的とした文章もあります。

しかしターゲット層に深く響く文章を書きたい場合には、その対象を広げすぎてしまうと誰にも響かない文章になってしまいます。
そのためできる限り具体的に、誰に向けた文章なのかを決めることはすごく大切なことだと思います。

例えば、私にとって高級車について考察された文章は、購買意欲を刺激されるような素晴らしい文章だったとしても興味がないと思ってしまいます。
もし上記の高級車の文章を、私のように車に興味がない女性にも読んでもらうようにすると、
内容が薄っぺらくなったりブレブレになり、本当に読んで欲しい「高級車に関心の高い30代男性」に全く響かなくなってしまいます

また、結果的にターゲット層と仮定していなかった人たちにも読んでもらえることもあります。
その場合にもターゲット層を決めて書いた文章だったからこそ、どうして意図していなかったターゲット層にも読んでもらえることができたのか考察し、次に活かすことにも繋がります。


2.何を伝えたいのか

ターゲット層を明確にしたら、その人たちが文章を読んだあとにどうなっている状態を目指すのか、
それが「何を伝えたいのか」です。

例えば、美容に関する文章の場合読んだあとに商品の購入に繋げたいのか、
気持ちが落ち込んでいるときに元気を与えるきっかけにしたいのか、
目的によっていい文章は異なります

どのような内容にしたらターゲット層の人がこの商品を欲しいと思うだろうか、有益な情報だと思うだろうか
などとを相手の心情を考えることこそが
ターゲット層に伝えたい内容を深く届け、想定していた行動を起こしてもらうことに繋がります。

上記2点のことを考慮した文章を書くためには、受け手の心情を想像することこそ大切だと思います。
誰に向けて何を伝えたいのかを明確にし、分かりやすく伝わる文章こそいい文章なのではないでしょうか。


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