PMSと月経困難症の話

これは自分の体験談というか今現在進行形でどんな感じか書いているものなのでみんなピル飲もうぜ！！！病院行こうぜ！！！と強制するものではないです。行ってみたいけどこれくらいの症状で婦人科なんて大げさじゃないかな…このくらいの痛み我慢するのが普通なんじゃないのかな…と婦人科に行くのをためらっている人がいれば、というか私がそうだったのでそんな人に届けばいいなと思います。毎月憂鬱だよね。

さて、月経痛には個人差がある。うちは家族がみんな重かったタイプだったので他の家族のように鎮痛剤を飲んだりおなかをあたためてみたりしつつ毎月耐え忍んでいた。毎年よくなることもなく悪化していく月経痛。母から婦人科に行ってみるか？と誘われるもののきっと世の中の女性たちはみんなこれくらいの痛みにたえているんだからわたしのこんな症状で婦人科に行くなんて…と断っていた。大きな間違いである。しかもこれに気付くのは数年後友人の月経痛があまりにも軽いということを知る時まで。あほか自分。

私の場合は月経1週間ほど前からつらかった。最近よく聞くようになったPMSである。腹痛、胸がはる、おなかにガスがたまっている感じ、膨満感？、尋常じゃないほどの眠気、あとあまり聞かないが吐き気。眠気もつらいが吐き気が何よりもつらかった。吐くほどではないがずっと吐き気が続く、生き地獄である。定期的に深呼吸しては吐き気をおさえつつ過ごす、毎月憂鬱で仕方がないしなんで1か月のうち半分も具合悪いんだろうと思いながら過ごす日々。あとただただ情緒不安定。いつも以上に不安定。心もからだもぼろぼろである。

そしてそんなPMSと戦いつつ月経初日、変な汗が出るほどの腹痛、頭痛、寒気、吐き気、事前に薬を飲んでも効かない月経痛に襲われる。一度だけ早退させてもらったことがあったが顔に血の気がなかったらしく心配された。血の気が失せるほどの月経痛とは。

それでも私は婦人科が怖かった、何をされるんだろうか、先生怖かったらどうしよう、これっぽっちの症状で行っていいんだろうか、鎮痛剤効かなくなってるのに馬鹿である。毎月あまりにもしんどそうなので彼氏が自分なりに調べ始めやっぱり病院に行くべきだと勧めてくるレベルである。

そんな私の考えが変わったのは会社を辞め数か月経った頃に久しぶりに会った友人とそういう話になったからである。もともと月経痛は軽いほうだがもしもが怖いので避妊のためにピルを飲んでいるが副作用もなく経血量も多いほうではなかったがさらに少なくなってお金はかかるが安心感と快適さがある、と。そこで自分の月経痛について話したが早く行ったほうがいいそれは言ってもいいレベルだと諭された。

その数か月後、副作用と戦うならば仕事をしていないうちだと思い、行くことを決意する私。地元にあまり病院がないため大きな病院に入っている産婦人科に行こうと行動を起こした。地元にある大きな病院に行くのは幼少期ぶりだったので初診です、といったもののデータは残っていた模様、すごい。

理由と症状を書き産婦人科に行く私、この時点で緊張。とりあえずネットで調べた事前情報をもとにどうなってもいいようにスカート装備である。時間がかかりますが大丈夫ですか、と声をかけられつつ30分程度で呼ばれる。

優しそうなおじさん先生に症状を聞かれる、包み隠さず答える私。月経困難症の症状だねと先生。私月経困難症だったのかあとなんとなく納得。

そして現在の状況を調べるために触診？のためまた待つ。違う部屋に呼ばれ下を全部脱ぎそれっぽい椅子に座って待っていると触診開始。足パッカーンである。果てしない羞恥心。でもカーテンで仕切られているので向こう側は謎。でも羞恥心。あと痛みはないがなんか入れられている器具がひんやりする。不思議な感覚だなあと思っていると触診終了。声的に違う先生らしい。

そしてまた外で待つ。おじさん先生の部屋にもう一度呼ばれる。今見てみた感じ腫瘍等はないし、さらに詳細な結果は次回わかるとのこと。ピルに抵抗があるかどうか聞かれ大丈夫ですと答えると1か月分のピルを処方された。タバコ吸っている人や年齢が高めな人は血栓症になる可能性が高くなるらしい。次回の予約を入れてもらって病院は終了。

あっけなくピルをもらってしまった、と思いつつ月経初日から飲み始めるものだったのでその日まで待ち飲み始める。ほんのりとした吐き気にやられつつも3週間程度でそれもなくなり予約した診療日に。前回の結果を聞き、癌などはないことを確認、副作用の話を聞きつつもう少し飲んだら馴染んでくるしどんどん月経痛も軽くなってくるからねという話を聞き3か月分出してもらって帰宅。

数か月飲んでいるがいまのところ副作用もなくなり一番つらかった吐き気が消えたのがうれしいし1か月わりと元気である、あと何がいいって周期が乱れないところである。ストレスとかで遅れたりすることが多かった私、少し感動。

初めての産婦人科と個人的な諸症状はこんな感じでした。産婦人科への抵抗感すごくわかるんだけど一回行っとけばとりあえず安心感あるかな、という感じ。特に私の場合は家系なのかなんなのか婦人科系の病気が多かったので周りがそうな人は行ってみるといいかもしれないというだけの話。