融解胚移植1回目:流産&体外受精へのステップを悩んでいる方へ

前回のお花畑な投稿から一転、流産のご報告になります。先にお伝えしますと、意地でも無理をしているわけでもなく、落ち込んでいますが落ち込んでいません。正直…「あぁ、今年1年やりきったなぁ。」というのが本音です。

当初から胎嚢が小さい、小さいと言われていました。心拍が確認できるはずの7w0dでも確認ができず、その日に覚悟をしたというのもショックが小さかった理由です。帰りに花屋で直感で選んだ花を飾って、気持ちの上では弔いを済ませました。ですので、7w5dで再度病院を訪れた際心拍が確認できた時は嘘でしょ?と思いましたが、これまた小さい。胎芽2mmでしたので、平均と比較しても凄く小さかったです。

嬉しい反面、もしもこの子が育ってもずっと病弱なんじゃないか、産まれるまでずっと小さい、小さいと言われるんじゃないかと、今思えばずっと不安でした。とは言え心拍を見てしまうと希望に溢れてしまうものなんですけどね。

8w2dで薄茶色のおりものが出始めて、あぁダメだったんだなと悟りまして、次の日にすぐ病院へ。初めてお会いした若い先生でしたが、いきなり初めましてで流産と言いにくかっただろうなぁと思います。

その日に流産の予約を済ませました。

もちろん流産は辛いですが、何度も資料を目にしていて「12週以下の流産は染色体異常によるもので、母体に落ち度はない」という事を心身共に納得していたので、来年また頑張るしかないかなと徐々に切り替えていました。ですが、何が辛かったかというと…

1.両親に報告してしまったこと - 特に父親が周りの人にもたくさん言ってしまったそうです。仲間内で孫がいないのが父だけだったそうで、肩身が狭かった事を聞かされました。ごめんね、お父さん。。。もう少し待ってね。

2.職場に報告してしまったこと - ちょっと早かったかなと思ったのですが、来年組織改編があることを知らされており年内に計画が着地すると言われておりましたので、会社に迷惑をかけないために報告しておりました。上長も上司も男性なのですが、凄くサポーティブで一緒に喜んで悲しんでくださりと、嬉しかったです。(ご家庭でも素敵な旦那様なのだろうな)

3.流産の手術後が痛い...(現在進行形)- 自然流産を選ぶ人もいますが、自然流産はなんせ次の妊娠計画が立ちにくく、38歳に突入してしまった私には時間がありません!将来的な不妊の原因にもなるかもしれない、掻把手術をするなんて先進国の中で日本だけという記事も読みながらも(諸外国では合併症のリスクが低い手動真空吸引法が主流との事)とりあえず日々出血が止まず、このまま年末年始を超すのも不安なので手術を選びました。

しかし1週間経っても重い二日目の生理痛+重めのチクチクで、想定外です。。。痛い。。。

流産の手術は日帰りです。¥12,000に医療保険が下りるそうなので恐らく幾らか頂ける清算になりそうです。術前に子宮口を広げるラミナリアが痛いんですよね…子宮筋腫の手術でも経験済みなので、その日は仕事をお休みしてベッドで手術時間まで休ませていただきました。手術は静脈麻酔なので本当にあっという間です。

子宮筋腫の手術にも、採卵の注射や採卵後の痛みにも耐えられたけど、それは未来や希望があるからであって、今回はリセットというか意味もなく子宮を痛めただけな気がして。手術後にベッドを後にした時に少し涙が出ました。

一つ、自分自身にほっとしている事は、妊娠報告も赤ちゃんも、まだ温かい気持ちで見聞きできる事です。友人に妊婦が数名おりますが、心から頑張ってね!と思っています。流産したらダークサイドが出てしまうんじゃないかと不安でしたので..。それにしても、子供が産まれるって奇跡なんだなぁと心から思います。妊娠して出産した人を、心から尊敬しています。

2020年はタイミング法、人工授精、体外受精にステップアップして採卵して移植して。その間noteも始めたので不妊治療中も孤独ではなく、実は目標だった「37歳のうち妊娠!」は叶えることはできました。

2021年の目標は出産!と言いたい所ですが、流産後いつ移植が再開できるかわからないので、ゆっくりと妊活して行こうかなと今は思っています。(子宮筋腫も10cm台が3つもあるし...)

こちらのnoteをご覧いただいている方で、体外受精を悩まれている方がおりましたら声を大にして言います、早い方が良いです!当時の自分にも言いたいです。何をもたもたタイミングだの人工授精だのしていたんだと!だとしたら、とっくに授かっているはずじゃないかと!体外受精をした後の困難の道が長い長い。。。その間に年を重ねてしまいました。。もちろん金銭的なご家庭の事情があるかと思いますが、思い止まっている理由が漠然とした思いであったら是非データを基に再度検討なさってください。

政府もようやく不妊治療に対して前向きに動いてくださっていますので、少しでも早く体外受精に進まれることをお勧めします。1歳でも若い時に採卵をして、2人目に貯卵するくらいの気持ちで!

タイミング法3回、人工授精3回、それがダメなら体外受精!と言い切ってくださった今の病院に心から感謝しています。

さて。とりあえず、一足先に今年は店じまいの気分です。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆様も、よい年をお迎えくださいませ。

最後に…不妊治療&妊娠しているとなかなかお酒を頂けないと思うのですが、色々試して辿り着いたこちらのドイツ本場のノンアルビールをご紹介させてください。なんせ無添加!大変お世話になりましたのでシェアです!