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センチメンタル・ジャーニー

読み捨てられる雑誌になってたまるか。


誌面の仮レイアウトが現れて、私は心にそう決意した。

以前、文春野球で執筆した時はもっとアップアップだった。
書いているテーマがテーマだけに、自分を消すことに集中したからだと考えている。詳しくはその時に書いたnoteを見てください。

ただ今回のは「イケメン企画」である。

野球選手のこのような外部活動と評されるものは、もちろんさまざまな意見がある。
本業以外に触れるべきではない、という意見があるのはある種当然だろうと自分も思う。

ただ、この現代のインターネット社会において
「バズる」を重視するには、
元来のターゲットとは別の層で話題になることが大事なのである。


正直、女性セブンさんの購読層と野球ファンのゾーンの重なりは薄い。

ただ、何かの引き金さえあれば、
もっと見たいと思ってもらえるかもしれない。

それが、この企画チームの思いだった。


一応私は、三人への取材・文と4ページ目のコラム・注目選手を執筆した。

取材はキャンプ中でお疲れのところ、貴重なお時間をいただいた。
野球選手だがプライベートな質問も嫌な顔ひとつせず答えていただいた。


恋は、五感で落ちるものだ。
香水の香りや、その時の肌寒さ、眩しさ。
読み手にどう想像させて、4ページ目のコラムに誘導できるか。
取材ページはこのような考えで筆をとった。


最後のコラムページは、打って変わって
きちんとした野球記事にまとめようと思った。

ここで私がしっかり野球面からアプローチをすることで、
選手の方達の野球的活躍に目を向かせることができると思ったからだ。

部数を上げることも勿論であるが、
この企画を受けてくださった球団さんにも恩返しをすることも
同じくらい意味があった。

そんなこんなで書き上げたのが、あの特集だった。

ドラゴンズファンでも、
お仕事をいただいた以上真摯に向き合うのがライターとしての礼儀である。

ここに関しての批判を行う方がいるなら、私は正々堂々と戦いたい。
間違ったことは行っていないはずだ。


でもいつか、ドラゴンズの企画に携わることができたら、
私は幸せそうな顔をするだろう。


もっと書きたくて、もっといろんな人の良さを世の中に広めていきたい。


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