モーニング

たまにモーニングを食べに行く事がある
普段、朝ごはんを食べないから
土曜日の朝も食べなくて大丈夫だけど
時間を作って店に向かう

サンドイッチに、ゆで卵
コーヒーにサラダにフルーツ
どれも少しづつがちょうど良い
サラダはドレッシング無しで
そう言い添えて、お願いしている
私には、ご褒美の時間

素っぴんで出歩き
昭和感漂う喫茶店に向かう
店の雰囲気にピッタリの
マスターと女性が迎えてくれる
休みの日、一人でゆっくりとするには
この店はちょうど良い

その店に行き始めて、随分経っている
私は、いつも同じものを食べている
常連客と言えるほどでも無いけど
たぶん、お店の人も私が頼むものを
注文する前に思い浮かべてると思う

「いつもの、お願いします」

そのセリフは、後どれくらい
この店に来たら言っても良いのだろうか
注文が邪魔くさいわけではない
自分の事を覚えてもらえてる
そんな特別感を味わってみたいだけ
ただ、私が言ってしまって
心地良い空間を壊したく無いとも思う
言おうか、言わまいか
注文する時は、緊張の一瞬

迷って迷って
今のところ、モーニングBのサンド
サラダはドレッシング無しで
そう言い添えて、お願いしている

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