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狭まる _

この小さなたぬきは、何を伝えにきてくれたのか。わからないまま。

腰の痛みが さらに悪化した。日々、痛みの部位が広がり、程度も強くなり、当たり前の動作もできなくなった。体が思うように使えないので、普通の生活もできなくなった。車の運転が特に痛くて体をむしばむので 、行動範囲がかなり狭まった。

今 とても 落ち込んでいる。この恐怖感には今勝てる気がしない。逃げ場のない枠の中で 人間は一生ひとりなんだな、と痛感している。

立っても、座っても、横たわっても痛い。逃げる場所があるとしたら、よしもとばななさんの小説の世界だと 今朝から一冊読みながら 思っていた。

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今の私には この世界の中にしか居場所がないように思えた。

本は嫌いだった。昔から本の世界に入れなかったから。よしもとばななさんの物語の世界は違った。この世界は私に向いている。母の本棚に、よしもとばななさんの小説がたくさん在る。図書館まで とても遠い。ほんとうに 助かった。

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馬糞の中に投げたじゃがいもの切れ端から、これだけ育っていた。感動した。土寄せや水やりを楽しんでいた。私がほりだしたかったのに、父が勝手にほりだしていた。そのあと怒りあげてしまったけど 体がこうなると 感謝。

_ 痛みで 生活する気力を完全に失っていた。相当まいっていた。でもこのじゃがいもは食べたい。そのほか 何もできなくていいから、今日このじゃがいもは食べたいと思う。


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腰痛から再建するためにと 行動や情報収集をすると 今はとても苦しくなる。体が痛くて動けない と体から伝わる。自分に課すると 苦しみの中で追いかけっこがはじまる。炎症した組織をしずめるためにも 行動をやめることにした。


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今だから みれる世界が在る。その存在に命をかたむける 気力だけ ふるいおこす。



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