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日本タバコ産業

企業概要

表題      基準    数値
EPS             100以上   249
配当金           0               188
配当性向    30%以下  75.4%
上場年           5年以内    —
オーナー株式  30%以上  0

チェックリスト(高配当)

  • 配当性向:30%以下

  • EPS:100以上

  • PER:15以下

  • 営業利益率:10%以上

  • 売上・利益が微増

各種チャート

株価チャート

JT2年株価推移


10年株価推移



売上高チャート


成長率チャート

配当金チャート

事業紹介

事業

国内唯一、世界3位のタバコ企業。財務大臣が約3割の株式を保有する政府関連銘柄。130ヶ国以上の国々で事業展開している。配当利回りも5%以上と高く高配当銘柄として注目を集めている。

安定性(財務等性質)

財務大臣が約3割の株式を保有している。今までは安心材料と言われてきた。しかし、NTTの株式を売却を政府が発表した為、不安材料となり得る可能性もある。

※自己資本比率など

優位性(他者優位・参入脅威など)

国内、海外において参入障壁は高い。国内では新規参入はほぼ100%ない。世界的にも寡占状態になっている。
スケールメリットを考えると欧米中のシェア上位企業より劣る可能性はある。また、世界的な需要増加やアジアへの積極進出を考慮しても、すぐに下落傾向に入るとは考えにくい。

※他者に負けることのない強みとは何か
※業界内地位や参入障壁を確認

将来性(業界企業の未来)

日本国内では喫煙者減少を将来性は見込めない。また、世界的には人口爆発を背景にタバコ需要増加の見通し。これまでタバコ産業は国家の成長と共に大きくなってきた。しかし現在、先進各国は人口減少やタバコの健康被害の影響により販売数は減少傾向にある。そこでタバコ業界は新興国へ事業展開し利益拡大を狙っている。JTは中国煙草総公司(中国)、フィリップ・モリス(米国)、ブリティシュ・アメリカン(英国)など競合と新興国市場を争う形になっている。
JTの具体的取り組みとして海外進出やm&Aによる海外事業の販売拡大に力を入れている。近年の実例では、2018年バングラディシュ・ロシアのタバコ企業を買収。2017年エチオピア・インドネシア・フィリピンのタバコ企業へ資金投入している。海外タバコ企業へ資金投入し世界シェア拡大(現在3位)を目指している。これから成長が期待される中央アジアや南アジアでどれだけ結果を出せるかが鍵だろう。

※自社シェアや業界の伸びを確認
※中期計画を確認

株主還元方針

2023決算説明会資料によると、
配当性向75%を目安、自社株買いは財務や資金需要を鑑みて決定とある。現在の配当金は188円/年

昨年EPS→247円 75%→185円
今期EPS予想→257円。75%→192円

2022年実績配当金は188円である。今期EPS予想の75%が192円となっている。差額4円存在し、計画通りとなれば増配の可能性は大いにある。190円になれば、配当利回りは勿論株価上昇も期待できる。

※HPの株式還元方針をチェック

知名度の向上

JTといえば高配当銘柄。タバコ銘柄と投資家界隈では抜群の知名度を計っている。
これ以上の向上は難しい。

※PERの上昇に関する項目。

カタリストは何か

高配当銘柄として定着している現在、株価上昇は難しいと考える。現在の株価で毎年配当の受取をメインに考える。
ただ1つ可能性は、高配当銘柄として水準訂正がおき、配当利回りが3-4%となる事だろう。そうすれば株価は4700円。1500円程度の上昇が期待できる。

・カタリスト:株価の上昇要因の事
・水準訂正:株価を適正と思われる価格に訂正する動き

まとめ

国内高配当銘柄で最も注目度の高い銘柄。配当利回りは一時7%程度あり注目を集めた。業績面では海外積極投資により微増ではあるが利益を伸ばしている。また、利益の75%を株主還元しており、株主還元には積極的銘柄。
高配当投資銘柄として購入すれば、資産利回り上昇は間違いない。許容範囲内で入れてほしい。

※投資はリスクを伴うものであり、投資は個人の判断でお願いします。




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