”行旅死亡人”を知っているだろうか
行旅死亡人とは、行旅中に死亡して身元の分からない遺体を指す。ただし、行旅中といっても旅行中とは限らず、行き倒れで身元もわからず、遺体の引き取り先の無い無縁仏が多くを占める。
日本では毎年8万件以上もの行方不明届が出されている。この8万件は、あくまでも「認識ができている数」なので、人知れず消えていった身寄りのない人々を考えると相当数が毎年行方不明となっていることが想像できる。
行旅死亡人の存在を知ったのは今から8年前。当時は尽きぬ好奇心から、「存在を失った人々」を覗きに、警