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アンジュルムのア

このnoteは #竹内朱莉アドベントカレンダー 6月6日(火)分の投稿となります。 
企画の概要はこちらから。


少し前に、竹内さんの率いる今のアンジュルムを好きになったばかりの日の浅いオタクですが、アイドルにハマったことのない人間がこんなに夢中になるくらい、今のアンジュルムって魅力的なんだ、という話をすることが、少しでも竹内さんへの餞になればと思い、今回企画に参加させていただきます。

◆自己紹介

男女問わずアイドルにハマるのはアンジュルムが初めてのオタク。きっかけは、妹に勧められて見た『悔しいわ!』のMVが社会人◯年目OLに刺さりすぎたことと、その流れでおすすめに出てきた新メンバー加入動画を見て松本わかなさんの涙にもらい泣きをしたこと。
今年の春ツアー愛知公演(2023年4月15日)で初めてライブに参加し、パフォーマンスに圧倒される。
ライブ後、熱冷めやらずJAPAN JAMにも参戦を決める。荒天のなか、初めて参加する野外フェス。歓声に包まれながら登場した竹内朱莉さんの泣いている姿がスクリーンに映し出され、もらい泣き。
このときに初めて竹内さんの卒業を意識し、そこから、アンジュルムというグループの内側にも興味を持つようになる。
 

◆アイドルのア

知れば知るほどいろんな魅力が見つかるアンジュルムだけれど、やっぱりまずは、素晴らしいアイドルグループであることを書きたい。初めてライブに参戦したとき、その圧倒的なパフォーマンスに思わず妹と目を見合わせたくらい、歌もダンスも素晴らしかった。
アンジュルムの最大の入り口、それは彼女達が最強のアイドルであること。
楽曲もとても良くて、痩せろとか媚びろとか言わず、あなたの人生をあなたらしく生きていればそれでよいという歌が多くて、とても励まされる。
芯のある歌詞を凛としたメンバーが歌うからこそ生まれる強さ。アンジュルムってサイコー!
 
▽参考:初めてアンジュルムを見た日

 
 

◆アットホームのア

アイドルとしての素晴らしさに魅了され、メンバーのブログや動画を見るようになると、ほどなくして新たな魅力に気づいた。アンジュルムって、とんでもなくアットホーム……!
最初にそう思ったのは、過去の新メンバー加入動画を見たとき。「ようこそ!」と笑顔で迎えるだけでなく、次から次へと新メンバーへの質問が飛び出す様子に感動した。たくさんの質問は、「あなたにとっても興味がありますよ」というこの上なく優しい意思表示に見え、当たり前にそれができる空気感に感銘を受けた。
コロナでライブをお休みしたり、体を痛めてパフォーマンスに制限したりするメンバーへの気遣いも毎度細やかで温かい。メンバー間にも、メンバーとファンの間にも、必要以上に責める空気がないからこそ、必要な休息は取り、前向きに今できることを考えられる。
いち社会人として、入社したいくらい良い組織だと思う。

 ▽参考:アンジュルムと書いてアットホームと読みたくなったときの様子


◆愛のア

色々書き連ねてきたが、アンジュルムの魅力の根源は愛なのではないか、とつくづく感じる。とにかくアンジュルムのメンバーがアンジュルムを大好き。自分達のことを大好きなひと、というのは本当に見ていて気持ちがいい。
とはいえ、白状すると、当初わたしはある気持ちを拭い切れずにいた。

世界ってもっと、グロテスクでは?

『スキップとローファー』という漫画の一節ですが、
話が逸れるので漫画の文脈には触れないでおきます。

こんなにひたすら仲良しできらきらしたアイドルグループって本当に存在するの? フィクションじゃなくて?
──でも、別に彼女達は仲良しを演じているわけでもなければ、なんの努力もせずきらきらしているわけでもなかった。
そう気づかせてくれたのが、この度卒業される竹内朱莉さんだった。
きっかけはJAPAN JAM。登場とともに泣いていた竹内さんは、MCで「出てきた瞬間泣いてたよね」と言われて即座に「そりゃ泣くよ!」と返した。「昔は全然埋まらなかったのに、こんなにたくさんの人が来てくれて」と続けていたことに、以降様々な場面で見聞きした竹内さんの昔の話を照らし合わせると、スマイレージからアンジュルムへと繋がる竹内さんのアイドル活動が、いつも順風満帆ではなかったことは容易に知れる。「どん底」と言われる時期さえも経て、自分の積み重ねてきたものに胸を張れるからこそ、直線上にあるあの日のステージ上での涙を誤魔化しも恥じもしなかった。その真っ直ぐさが強烈だった。
竹内さんのもつ切れ味と瞬発力も、彼女には嘘がないと信じられる理由だ。飛んできたボールをパコーンと打ち返す瞬間のためらいのなさは、「これを言ったらどう思われるか」を気にする間(ま)がないからのように感じる。(この印象が正しいのかどうか、アンジュルム0年生のわたしには分からないが、そう思わせるくらい気持ちのいい振る舞いができること自体が、すごいことではないだろうか。)
先日発売された竹内さんの写真集も、もはや一つのラブレターみたいで、それだけ愛し愛されたひとなのだと強く感じた。写真集を見て泣くのは初めての経験だった。
きっと綺麗でないものもたくさん見聞きしてきた竹内さんが、含みのない瞬発力で今「アンジュルム大好き」と繰り返す。とてつもない説得力をもつその言葉に共鳴するかのように、メンバーの「大好き」が響く。
お互いを大好きだと言い合う、きらきらしたアンジュルムの姿を疑う余地は、いつの間にかなくなっていた。
 
 

◆あたらしいのア

仕事仲間なのにめちゃくちゃ仲良しで、けれど仲良しごっこに終始するわけでもなく、アイドルのプロとしてパフォーマンスも最高。アンジュルムの在り方は、社会人として凝り固まった価値観をもつわたしにとって、カルチャーショックの連続だった。
でも、それと同時に、そんなアンジュルムを好きになれた自分は、まだまだ前向きな部分が残っているのかも、と思うと嬉しくもある。
毎日新しい好きなところが見つかるのに、これからもっと好きになりたいのに、竹内さんはもうすぐ卒業してしまう。寂しい。タイムスリップして竹内さんがリーダーになってからの日々を全部追いかけ直したい、と毎日思う。
けれど、寂しい気持ちと同じくらい、これからのアンジュルムが楽しみで。先日竹内さんが迎え入れた新メンバーのお二人のことも、あの加入動画だけでもう大好きになってしまっていて。
老舗のお店で創業当時から継ぎ足された秘伝のタレのなかに、最初のタレはもう残っていない、という説がある。でも、竹内さんが切り拓いたアンジュルムの精神は、メンバーが変わっても、これからもずっと受け継がれていくと信じている。
 
 

◆ありがとうのア

最後に。
竹内朱莉さん、ご卒業おめでとうございます。
竹内さんの率いるアンジュルムを今大好きになれたことを、心底嬉しく思っています。本当に、間に合ってよかった、という気持ちでいっぱいです。
アンジュルム0年生のわたしですが、竹内さんを長く愛してこられた多くのファンの方が、竹内さんの前途を祈る、その気持ちの一端に入れてもらえたら、という気持ちで、今回この企画に参加させていただきました。
 

てんで見当違いな推察もあったかもしれませんが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
竹内朱莉さんの未来にも、アンジュルムの未来にも、たくさんの愛が溢れますように。


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