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美容室でなぜか恥ずかしくなる事

他の人には理解されないかもしれない。もしかして私だけ?と思うような事がある。

美容室で、シャンプーをしてもらっている最中に聞かれる「痒いところございませんか?」という質問。「いえ〜」と平然と答えつつ、なぜか内心はカァーっと恥ずかしくなる。

この恥ずかしくなる気持ちはなんだろう…。私だけ?

美容室業界のマニュアルなのかな。「ここがかゆいです!」って答える人、いるのかな。仮にかゆいところあったとして、私は絶対言いたくないなぁ。でも最近、聞かれること減った気がするな。そのかわり「洗い足りないところございますか」っていう聞き方に変わった気がするな。やっぱり痒いところっていう聞き方は不評なのかな…

ぐるぐる考えているうちに、シャンプーが終わったようで、頭にタオルを巻かれて、シャンプーブースから髪を切ってもらう場所に案内された。

「マッサージしてもよろしいですか?」しない理由もないのでハイとうなずく。

しかし、マッサージをしてもらわんとする今、私は大きな鏡を前にしている。しかも、濡れた髪をタオルで巻かれ、自分でもギョッとする丸顔があらわになっている。適当に描いた眉毛がちょっとヘンテコである。どんな表情をしていればいいのかわからない。鏡の自分を凝視していても仕方ないので、とりあえず目を瞑り少しうつむく。

肩甲骨の間を揉んでもらうのが気持ち良く、リラックスしてくる。が、次の瞬間。

パンッ パンッ パンッ

目を思わず開けてしまうほどの音が鳴り響く。

美容師さんが、マッサージの仕上げにしてくれるものだ。

両手をピンポン球を包むように組み、空気を含ませながら肩を叩く。すごい音がする。美容室に音が鳴り響く。

私は平然とした様子を保つが、内心はまたもや、なんだかとてもとても恥ずかしい気持ちになる。

あんな音出して肩叩きしなくてもいいのになぁ…。

今まで何箇所か美容室変えてきたけれど、やっぱりどこでもこのマッサージしてくるんだよね。

恥ずかしいなんて言っている人、周りにもいない。ネットで検索しても出てこない。

私だけなんだろうか…。

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