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『Rhapsody』声優の裏話


前回まとめた『Rhapsody』について、声優の立場で深堀りしていきます~💭
ここでしか聞けない裏話…꒰ ྀི⸝⸝• ·̭ •⸝⸝꒱

まず、ワールドの総合監督であるMina Francescaさんからお話をいただいたのが今年の5月頃でした。
要約すると、
『VRChatの新しいワールドをつくってるんだけど、その主人公を演じてくれないか?』
とのこと。

まず、最初に思ったのは…
「え、主人公!? やった! ぜひぜひ!」
という喜び🤭
そして前作『Pandora』やVRChatなる世界を知っていき、そのうち今回の『Rhapsody』というプロジェクトが、当初想像していたより数段スケールの大きいお話だと悟ります。

「あれ…これ、わたしで大丈夫かな?」

だんだん不安になってきて、喜びとせめぎ合っていました(ᐢ ܸ. .ܸ ᐢ)՞ ՞
というのも、わたしが声優(ボイスコ)活動を始めたのは今年からで、実際に稼働し出したのは3月、4月頃のお話。
つまり、経験も実績もまるでない超ど新人!

一応『Rhapsody』以前に初めてのご依頼をいただき、そちらでひと通りの流れや声優の楽しさと難しさを体感してはいたのですが、作品の種類も形態も温度感も何もかもちがっていて…。
(ちなみにその作品はスケジュールが大幅に遅れてしまっていますが、今年以内にCVの発表がされるとのこと。楽しみです💓
制作の方、応援しております…!)

「本当にわたしでいいの…?」
という思いが拭えないまま、それでも“やってみたい”が勝って二つ返事でお引き受けしました。
そして『Rhapsody』の世界、ストーリー、そして月宮ルリという人物について、Minaさんからご丁寧にご説明いただき、台本をいただきました。

すごい、おもしろい、すごい…と夢中になって読んで、Episode 1のストーリー概要を把握。
ふたつほどセリフを読み、Minaさんにイメージを確認。OKをいただいて、さっそく収録に入ります。
わたしのセリフ総量としては3000字強くらいでしたが、基本1日3時間の収録で完了するまでに10日くらいかかりました。
思っていたより時間がかかってしまった…
きっと慣れている方ならもう少し早いんだろうな、と思います😢

ただセリフを読むだけじゃなくて、
まず人物の感情に寄り添ってすり合わせ、その上で言葉を発する必要があって。
理解度や解像度を高めるために、キャラ概要を何度も読んで、自分なりに解釈して「月宮ルリ」を落とし込みました。
ただ声をキャラに合わせて読むだけでは、深みが出なくて作品の中で浮いてしまう感じがして、本当に何度も何度も試行錯誤を重ねての収録になりました。

あとは、シンプルに環境が整わなくて(たとえば周囲の騒音、喉の不調などなど)で撮れなかったりとか…思っているようにスムーズには進まないものでした。
いざ声をあてたのを聞いてみると「あれ? 何かちがうな…」ってなって何度もやり直したりとか。
一発で満足いく仕上がりになったセリフはひとつもなくて。
このあたりはとにかく経験不足で苦戦しました໒꒰ྀི  ʚ̴̶̷́ ༝ ʚ̴̶̷̥̀  ꒱ྀི১

すごくすごく難しかった!
正解もないから、挑戦と調整の連続で。
本当に難しかったけど、でもそれ以上に楽しかった!
PVで実際にルリとしての自分の声を聞いたときは感無量でした。
ただ、完成したものを聞いてもまだ「これでよかったのかな? 大丈夫かな?」ってずっと不安です…笑
百戦錬磨のほかの声優さんたちと並ぶと余計に‪(´•ᴗ• ก )‬՞ ՞
実は既に反省点ばかり。
だからこそ逆に、もっとがんばらなきゃと火がつきました❤️‍🔥

本当にすごくいい機会になりました。
こんなに未熟なわたしを信じて選んでくださったMina Francescaさんには感謝しかありません。
この場を借りて、改めてお礼申し上げます。
本当にありがとうございます!

『Rhapsody』はまだまだ始まったばかり。
わたしも月宮ルリと一緒に成長していけるよう精進します꒰ ྀི •̤ ༝ •̤ ྀི꒱𓈒𓏸
どんなストーリーが展開され、どんな結末が待っているのか、わたしもまだ分からなくてどきどきです…。
より多くの“王様”にお楽しみいただけますように!

『Rhapsody』の世界でお会いしましょう🥀
では、また次回~

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