見出し画像

「研究者への道」スタート地点だ!

スタート地点に立ってしまった。
何が起こったか、実感がないのだけれど事実を考えると確かに立ってしまった!

「自分のやりたいと思うことを研究している先生に会いに行く」
それはとても障壁が高いと思っていたのに国立遺伝学研究所のサイトで「大学院説明会&研究室見学」イベントがちょうどあるのを見つけ、足を運んだだけで実現してしまった。

説明会当日、ホールにはポスターセッション形式で全研究室のポスター前に説明者が一人ずつ立っていて、そこに入学志望者が15分刻みに訪問するルールだった。

生物を全く勉強していない私は「微生物生態系を知りたい!」を目的に、メタゲノム解析をしている2研究室だけをターゲットに歩み寄った。

前日の夜は寝付けないほど「どうしよう・・・専門外の私が研究室で先生とお話して「入りたいです!」なんて言えるのかな」って悶々としていたのが噓のようで、
ポスターに書かれた内容を見たら興味がフツフツ沸き上がってきてワーッとおしゃべりをしていた。

そしてそのまま研究室見学へ
説明してくださった方が気さくだったので研究室においてあった雑誌を見て声をあげた。
「あーっ!羊土社だぁ!これ買いましたよ!」
親切な説明者さんが
「これね、ほら執筆しているんだよ」と教えてくれて、「わぉ!」と声をあげて喜ぶ私。

研究の話も面白くて、終始ハイテンションな私。
でも知人と会う約束があったので「失礼します!」と帰ろうとしたがバス停が分からない。
「送っていきますよ」
私のワクワク歓声を何度も聞いてくれた親切な説明者さんがバス停まで送ってくれた。

「あのぉ、研究室とのご縁をまずは繋がせていただけたらと思うのでメールアドレスとかいただけないでしょうか?」
それに応じて、名刺をくれた。
終始マスクをしていて、話し方から学生さんだと思っていたら、なんと説明者さんはM先生だった。

名刺を貰えたのは良かったが、その後、どう声がけをしたらいいか悩んだ。
そんな中、何年振りかにお会いする方たちから励まされる。

「4月じゃ遅いよ、3月のうちに動きなよ!」
そんな言葉に背中を押され、ラブレターのようにドキドキしながら相談メールをM先生に送った。

「お話するのは来ていただかなくても、オンラインでいいですよ」
私のワケの分からないメールを読んで、親切にzoomURLまで送ってくださった。

そしてミーティング当日
先生の研究室に入れてもらうために、私の研究への思いを語らなきゃって思っていたのに・・・
その話はそこそこに私が大学院試験を受けられる準備をするにはどうしたらよいか?の話が中心となった。

「ここまで研究したから、あとは研究室に入ってやりたい!って主張する方向がいいと思うんだよね」

その提案はなんと、試験までの間に私が研究を開始してまとめるという案だった。
「オープンデータ使えるからね、それならいける」

そういうわけで大学院入試に向け、研究を開始する運びとなりました。
私の研究生活の始まりが幕を開けたのでした。
多忙なM先生がど素人な私のサポートをしてくださることに!
世の中、何が起こるか全く分からない💦

そしてこの大学院は5年制で博士取得を目指すコースなのです。
受かったら博士を目指すことに!
うっひゃ~!
まずは先生に呆れられないよう頑張るのだ!

いいなと思ったら応援しよう!