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プロが教える"美味しいそうめん"のゆで方。

暑い季節を迎えましたね。こういう時期はそうめんが美味しいですよね。 よくお客様から、美味しいそうめんのゆで方のご質問をいただきます。  そこでちょっとしたヒントをうどん屋の親父がお教えしますね。

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うどんとそうめんの違い
同じ小麦粉を原料に作られる両者ですが まず太さが違いますよね。(笑)
でもね実は作り方が全く違います。
うどんもそうめんも小麦粉に塩と水を混ぜて捏ねて作るところは同じですが
この後が異なります。
うどんは1次熟成→分割→踏み→2次熟成→圧延→切りの工程を経て麺線にしますが
そうめんは生地を切らずに熟成をさせながら延ばして細い麺線に仕上げていきます。その過程で表面に油を塗りながら延ばしていくの(手延べ)が特徴です。(五島うどん稲庭うどんなどはそうめんと同じ製法で作られます。)

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※プロの技その1・・ゆで水に1%の酢を入れる。(1000ccの水に対し10cc の酢)効果:グルテンの形成を助けてコシのあるツルツルとした麺質になる。

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完全に沸騰してからそうめんを入れる。軽く箸などで混ぜる。
※プロの技その2・・差し水(ビックリ水)はしない。効果:ゆで過ぎを防ぎほど良いコシがでる。(よく湯があふれそうになると差し水をと言われていますが湯温が一気に冷めてゆで過ぎて逆効果です。)
あふれ防止はコンロの火足の調整で!

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指定された時間、ゆでたらザルなどに空ける。火傷に注意!

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流水で粗熱を取り次に氷水でシッカリと〆ます
※プロの技その3・・別皿に盛り氷を添える。(氷水に入れたまま出さない。)効果:漬け汁が薄くなるのを防ぐ。

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さあ! 出来上がりました。
召し上がれ❢

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