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【台本裏話#03】落語風セリフ枠

久しぶりの裏話更新です。

「落語風セリフ枠」をやろうと思ったのは、今年のお正月に、ぼーっとNetflixを眺めていたら「タイガー&ドラゴン」という懐かしいドラマを見つけました。
今年は辰年!ドラゴンとは演技がいいねぇ~ってなわけで見返していたわけです。
この「タイガー&ドラゴン」、どんなドラマかと申しますと、面白い話が出来ないヤクザが、落語を見て「自分もこんな面白ぇ話がしてぇ」と思い、借金のある落語家に返済の代わりに落語を教わって高座にかける、というのがあらすじ。
ところがこのヤクザ、落語の話がイマイチ理解できないんですな。そこで、自分の周りの身近な出来事に置き換えることで自分なりの落語にして、高座にかける。これがこのドラマの面白いところなわけです。
思い返せば、僕が落語に興味を持ったのはこのドラマの影響でした。
役者陣もとても豪華で、主演は長瀬智也さん、岡田准一さん、落語の師匠を西田敏行さん、そしてヤクザの親分を本物の落語家の笑福亭鶴瓶さんが演じるというユーモア。脚本は宮藤官九郎さんでとても面白いのでご興味ある方は是非。

というわけで、そんなドラマに影響を受けて、momoなりの落語をやってみたかったというのが今回の企画なわけでごぜぇやす。
では、それぞれの台本の裏話をしていきますね。

■まんじゅうこわいver.
僕が小学生のときに国語の教科書に載っていた気がします。おそらく落語でいちばん有名なお話ではないでしょうか?
今回の僕の台本は「チョコレートこわい」ですね。ちょうど2月だったのでバレンタインデーを舞台に恋の駆け引きのお話しにしてみました。

■権助提灯ver.
実はこのお話は、僕の師匠である文月さんからのアイデアでした。
タイガー&ドラゴンを布教した過ぎて文月さんにオススメしたところ、
「権助提灯の話さぁ、今風にアレンジするなら、リアル嫁とバーチャル嫁にしたら面白いよな」
と。
💡それだ!!!
許可いただいてそのままネタにさせていただきました。
題材的にも配信アプリでやる意義のある台本だなぁなどと思っています。

今回僕が書いたのはこの2本。
「死神ver.」「紺屋高尾ver.」はチャロさんに書いていただきました。
僕はタイガー&ドラゴンに憧れるあまり元の落語を現代版にすることにこだわりすぎていたので、チャロさんの落語の登場人物に寄り添った台本を読んで、ただただ平伏するばかりでした。
あんな素敵な台本を僕も書けるようになりたいです。
改めて、今回の企画に台本を寄稿して下さったチャロさんに感謝申し上げます🙇🏻‍♀️

今後も過去作含めて裏話を綴っていこうと思います。お暇でしたらお付き合いくださいませー。


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