「 カナブンの触覚 」
・カナブンの触覚
・尺取り虫
・山芋の葉の上で遊ぶ水
・風で回る風車
・美味そうなおでん
・朝顔の蔦
・大きな目のような蛾の羽
・郵便受けに入っている封筒
・都会の夜のビル
・捕まえた水滴
・テントウムシ
・風邪で揺らぐ稲
・卵を抱えた蜘蛛
これらを百円ショップの材料で美しく表現してください。
という課題があったとします。
あなたはどう表現しますか?
そもそもそれを美しいと感じていなかった場合、
今まで自分が美しいと感じた感覚と重ねたり、掛け合わせたり、
繋いだりするかと思います。
するとどうでしょう。
おそらく、花に見えてきたり、何かのアイコンに似ていたり、機械の基盤だったり、ゲームのモンスターだったり、全く新しい生物ができたりと、様々な物が生まれてくるでしょう。
それがあなたの感性です。
見ている時には気付かなかったことが、いざ、自分で他のもので作ろうと思うと、何を見ていたのか、何を感じていたのかが分かります。
魚や昆布を煮て出汁をとると、旨味というessenceとして現れるように、非常に見た目には確認しずらいですが、模倣という手段で(他にもいろいろあるけれど)、自分にしかわからないかもしれませんが、表出します。
その出汁を使い、美味しい料理に調理し、
盛り付け、誰かのlunchやdinnerTIMEを満たすものが、
デザインやアートなのかなと思います。
・・・よくわからないと思うので例をあげましょう。
・カナブンの触覚。
私もこれを美しいと思ったこともなければ、よく見ようと思ったこともありません。が、子供だと、クワガタの顎を腕で表現して遊ぶようにカナブンの触覚でさえも楽しんで遊んでしまうかもしれませんね。
・・・大人にそんな余裕ねーよ!!!ガキじゃねーんだよ!!!
と言いたい気持ちも分かりますが、
それでも何かを学ぼう、感じようとする大人がおそらく面白いものを表現できたり、発想豊かになるのではないでしょうか♬
現実はいろいろと大変です。何も考えなければネガティブになってしまうのが人の常です。誰だっていいことばかりではありません。
保険や安心が欲しいものです。
そんな中、どうでもよさそうな事を楽しむということは強い力が必要です。盲目になり、何かに執着していては、何も楽しめません。
感性が豊かというのは、
普段から何事も楽しもうとする、余裕、覚悟、意志の強さの現れなのです。
それを感動まで持っていけるアーティストの努力はすごいですね♬
ビジネスにおいても感性が大切だと最近謳われていますよね?
ケチではいけません。
腹をくくらないといけません。
目的意識が強すぎて逆に目的を達成できなくなるとは、こういうところに
落とし穴があるということかもしれませんね。
なので、感性を磨きたいならば・・・・・・・
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