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「 数秒 」



この片耳の白い黒猫は夏から秋に移行する青と時期を待っている水色のグラデーションの空に浮かぶどこからともなく現れてはいつのまにか消える群れとはぐれた子供がよそ見をしているうちに小さな段差につまづき平らな長方形のラインがジグザグに入った茶色と橙色の混ざった舗装の上に落としてしまった半分溶けた真っ白なソフトクリーム雲と寒暖差がまだ足りずに赤くなりきれない先の数枚だけが黄色がかった葉のこぶりな高さ3メートルの横に広がったモミジとベンチの背もたれの1センチもない小さな隙間から漏れるしばらく見続けてやっとわかるほどの水墨画の線の織りなす影に真っ黒な尻尾に揺れる色相の違う4つの影を重ねながら高層ビルの林の中の水たまりに時折吹くと背中に赤褐色の三本線の傷のある年上の雄猫から聞いた色のある風は諦め芝刈りされたばかりで背丈が揃い盛り上がった芝生で三分の一隠れている向こうのコンクリートの型枠の粗い丸跡が自慢の直方体の壁の裏にある地下の息苦しい空洞に降りる階段を舞う春に多くの人間の目を楽しませた樹齢50年の桜の落ち葉の様子を片目だけ半分閉じたまましばらく見ることにした。この猫に、名前はまだない。







脱線。

朝ご飯と昼ご飯と晩ご飯。

朝、今日一日を活動するためのエネルギー、スタートとなるもの。
・パン、ヨーグルト、コーヒー、バナナ、
昼、気分転換、スタッフ、パートナーとのコミュニケーションの場、
・定食、ファストフード、弁当、
夜、一日の締め、気分転換、明日への活力、
・酒、つまみ、団らん、手の込んだ料理。

相手が今、食べたいのは何?必要な栄養は何?今ある素材は何?食欲を満たしたい?食をきっかけに他の事を満たしたい?どうしたら健康に楽しく明日を迎えてくれるだろうか?どうしたら食事が盛り上がるだろうか?
いい料理人は、あなたを見て、何を作ってくれるんだろう?
いい料理人は、どんなもてなしをしてくれるんだろう?
どんなお店の雰囲気だろう?

あなたがもし料理人だったら、
朝食が得意?ランチが得意?ディナーが得意?
和食?洋食?お弁当?お菓子?どこの素材?仕入れ先は?客層は?
「おまかせします」って言われたら最高だなあ。
どうしたらそう言われるかなあ。

これをデザインに置き換えてみると?
最終的な着地点がよければ、越境しすぎてわるいことはなくないですか?
どうですか皆さん・・・
(そういう内容じゃないっけ?デザイン思考って)

もっと詳しく具体的になると長いので
まず世界観の説明から・・・

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