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2022年5月の脳内(劇)

いよいよ劇場入り。野花紅葉です。

今日は2記事noteを更新しようと思います。(劇)って書いてあるこの記事ではそりゃ劇のことを書きます……というのも、こういう思考により稽古開始から今日まで全くnoteを書いていなかったのですが、「じゃあいっそ明言すれば良くね!?」というIQの低すぎる気づきを得、そうすることにしました。

わたしが出演するのはこちらです。今週の木曜日から開幕で、まだチケットもお買い求めいただけます。2020年3月に上演された作品の再演で、面白いです。「演劇が観たいぞ!」という雑だけど強すぎる欲求が急に湧き出てくるわたしみたいなタイプの人にかなりおすすめです。演劇が観れます。ぜひ観に来てください。

(劇)としつつも、書くのはあくまでわたしの脳内の言葉たちで、稽古場レポートや作品解説などでは全くありません。「この作品に参加すること」で生まれたごく個人的なメモ書きゆえに、ご観劇の一助となるようなことは何もないです。すまねえ。それでもよければお付き合いください。

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・過去がただの「ある事実だったことの一つ」にならず、なってくれず、めちゃくちゃ現在進行形でそこに在ること、もう「運命」とか「因果」って名前をつけないと飲み込めねえなと思う

・飲み込めなかったとして、息苦しいままなんとかヒューヒュー息をするのと窒息死するの、みっともないと感じるのはどちらだろうか

・普段は「どっちなんだろ〜へへへ〜」ってフワフワ生きてりゃいいけれども、演じるときはそうはいかないものね。なんかそれめちゃ難しかった。ていうか、わたしって「答えを出すこと」にそんなにエネルギーを使わないで生きてきたのでは?と思った

・「答えを出すこと/持つこと」と「不寛容」を混同すると終わる

・「寛容であること/柔軟であること」と「考えないこと」を混同しても終わる

・ただ、「考えないと決めた上で考えないこと」は、わたしは強く美しいことだと思う。それは果てない熟考の末であるならば。

・演出の寺十さんが「鬼滅の刃」に負けたくない、と言っていた。かっこよすぎる

・かっこよすぎたが、わたしも負けたくないと思うべきなんだと気づき震えた。かっこよがっている場合ではなかった。

・あと、「お前は見た目がジョジョっぽい」と言われた。「漫画がお好きなんですね」と言うと「ドラゴンボールは嫌いだけどね」と返された。寺十さんへの解析度が少し上がった。

・高木さんは何に負けたくないんだろうと思った。なんか聞けない。

・初演時の無意味な精一杯さをなるべく減らそうというのを目標にしている

・その結果、精一杯取り組めることが増えた。と思っている。思ってるんです……

・なんかわたし、「文章(≒台本)を書くのは好きですか?」と聞かれたら大きく頷けるけど「演劇を作るのは好きですか?」と聞かれたらどうなんだろう、みたいな感覚が実はあって。あったんだけど、今回、その質問に大きく頷けるだろう人たちの見ているものを、少し見れた気がした。

・↑もそうだけど、「再演」だけど毎日全てが新しいの、不思議だった。誰もが過去を持ち込まなかったからだと思う。今を生きた方がいいなと思った。

・あらゆるものをちょっとずつ可愛がって、ちょっとずつ可愛がられて、その「ちょっとずつ」の結果を大きな愛として捉えることができるの、素敵だ。素敵なんだなそれって。これも新しかった。

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ね?全然ご観劇の参考にはならなかったでしょう。すまねえ。

こんなことを思ったりメモったりしながらの稽古期間を終え、明日から場当たり、木曜日から本番です。演劇ユニット鵺的第15回公演『バロック【再演】』届いてほしい。月並みな言葉ではありますが、精一杯頑張ります。よろしくお願いします。

あ!ご予約の際は「応援している出演者欄」でわたしを選んでくれたら嬉しいです。それでは、スズナリでお待ちしております❤︎

投げ銭はこちらからできるそうです。Limited❤︎記事もよろしくお願いします🍁