社会人学生としての振り返り 終

自己紹介

本記事は社会人学生Advent Calendar 2022の1日目の記事です.まずは今年のアドカレを立ち上げた人間として,ご参加くださった執筆者の皆様,読んでくださる皆様に感謝を申し上げます.
そして,初めましての人は初めまして,Twitterで絡んでくれている人はいつもありがとうございます.去年の社会人学生アドカレに引き続きまして今年も執筆いたします「望月紅葉さんと幸せな家庭を築きたい」です. 
 軽く自己紹介をいたしますと,私は2019年4月から東京工業大学の博士後期課程に社会人博士(以下社D)として入学し,2022年3月に無事博士号を取得しました.今年は去年の段階で書けてなかった最終発表と最終試験,そして博士論文の提出について書きます.ライブ感があるのでツイートで振り返る形式にします.

東工大の博士号に関するスケジュール

東工大の博士後期課程に興味のある方向けの話になってしまいますが,私のいた専攻では以下の図のようなスケジュールで博士関係の申請や試験が実施されます。(おそらくほかの専攻でも同様だと思います.詳しくはこちらをご確認ください.)
 ここで着目すべきなのは,論文発表会と最終試験です.論文発表会は博士論文の内容を発表と質疑をオープンな場で行い,最終試験は審査の先生方との受け答えをクローズドな場で行います.そして,最終試験の合格発表後に,博士論文の最終提出に進みます.

スケジュール

副指導教員へのD論提出

論文発表会の前に副指導教員へD論を提出する必要があります.3月卒業の場合は例年クリスマスくらいに提出するようなので,それくらいを目安に提出しました.
 ちなみに前日の様子ですが,万策尽きてました.


論文発表会

博士論文の最終発表会の日程は1月6日だったので,年末のクリスマスくらいから有給を召喚して準備に臨みました.私の専攻では,45分口頭発表+30分の質疑の形式でした.発表中かなり緊張して心拍数のピークは170くらいまでいってました.本番前に研究室の方々からダメだしをもらう会を年末と年始にやった気がします.

 肝心の論文発表会の結果なのですが,質疑はボロボロでした.発表会の後,ボスと反省会を遅くまでやった気がします.


最終試験

最終試験で何をやるかというと,私からは発表会の時の質問事項をD論内部で回答した場合はその説明と,審査員の先生方からは追加の質疑が行われます.
 ある審査員の先生は発表会の時は高圧的だったのですが,最終試験の際には割と穏やかだったので,高圧的な質問態度はそういう通過儀礼だったのかもしれない.そのおかげなのか,最終試験の際にはあまり心拍数が上がりませんでした.

 最終試験で一番面倒だったのは,論文発表会の際の質疑の回答をD論内に書いた場所に付箋を貼る作業でした.

 最終試験は博士としての資質に関するところも質疑のやりとりの中でみられるので,以下のような意見をもらいました。実際,ストレートで博士進学した人と比べると年は取っているので,完全に正しい指摘だったので致命傷になりました.

 最終試験の次の日,審査を行う先生方の間で合格をもらいました.

 そして,コースの方でも正式に合格いたしました.

D論最終提出

最終試験でも追加で意見が出たりするので,最後の最後まで微修正は入りました.そして,無事提出できて博士号を取得しました.


卒業後

博士号取得後,転職しようかな思い,国際学会経由で連絡が来ていた海外企業をかたっぱしから受けましたが,インタビューを突破できず二進も三進も状態です.アカデミア就職も平行してやってますが,なかなか3次元系の求人が無く進まない状態です.

あと,卒業後の変化として健康になりました.献血で血液検査と血圧を計測してたのですが,社D在学中と卒業後で肝臓と血圧に変化がありました.


謝辞(D論に入れる勇気がなかったので)

Last but by no means least I want to thank my fiancé Momiji Mochizuki(望月紅葉) who was always there for me during the last two years of my Ph.D. and supported me in everything I did.


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