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chihiroという名は『ちひろさん』から

私のバイブルは、安田弘之さんの『ちひろさん』という漫画だ。

高校生の時に出会ってから、何度も何度も読み返している。

あんまり人に言ってこなかった、理解してもらえないだろうと思っていた感覚を、ちひろさんは感じていてわかってくれる。救ってくれる。
自分の感覚を無視しないでいいんだ、いろいろ言ってきたり押し付けてきたりする人はいるけれど、自分の心地よさを追い求めていいんだ。
周りとおなじことができなくても、楽しめなくてもいいんだ。

このままの私で生きていてもいいんだと思えたことが、私の支えになっている。

自分が弱っている時に読み返すと、ちひろさんの言葉は涙がでるくらい優しく沁みる。

何巻を読んでも、ああ読み返してよかった、と思うのだけど、私が特に忘れたくないなと思うのは、1巻のちひろさんの「人のデータなんかあてにしたことがないからなあ」という言葉。私も、無意識に、データで人を判断してしまっているかもしれないし人に何かを押し付けてしまっているかもしれない。

今の自分は自分の人生を自信を持って生きているのか、振り返るために、私は何度も読み返しているのかもしれない。

心の中に、ちひろさんがいることで、私は私の感覚を取り戻す。
chihiroの表記だけど、私の支えになっている。

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