まつげを上げると気分も上がる。

今日仕事が終わったあとまつげエクステ、通称マツエクをしにサロンに行っってきた。マツエクをするのはこれで４度目。なかなか値段が張るので、ここぞという大事なイベントがあるときにするようにしている。今回はあさってに先輩の結婚式に参列するので、半月前から予約していつもお世話になっているサロンに行ってきた。

私は、普段あまり美容に熱心なタイプではない。人並みに身嗜みには気を付けているけれど、コスメはプチプラなものしか使っていないし、仕事着はいつも大体同じ着まわし。ヒールよりも歩きやすさ重視のペタンコパンプスを愛用している。正直趣味の出費が多いので、美容やファッションに関してあまりお金は使いたくないというタイプ。

女性にはネイルが好きなひとが多い。なぜならネイルは自分の視界に入るから。メイクや服は、自分では鏡を見ないと目に入らないが、ネイルはいつでも視界に入る。そのたびに「かわいい」と感じることができるのだそう。確かに、私は普段ネイルをするタイプでは無いけど、たまにしたときは仕事中にふと自分の爪が視界に入って、「良い感じ！」とちょっと気分があがるのは分かる気がする。

私にとってはマツエクにも似たような効果がある。ネイルのように視界には入らないけど、鏡を見たときに自分のまぶたに長くて綺麗なカーブのまつ毛が付いていると、ちょっと気分があがる。お気に入りの服を着ているときの気分と似てるかもしれない。

今日服はちょっとおしゃれ。今日は目がぱっちり。今日の髪型は決まった。たったそれだけで、ちょっと気分が上がって、ちょっと日常が潤う。「お洒落」って、こういうものだよね、と久しぶりに実感した。

誰のためでもない、自分のためのお洒落。

コロナ禍で家と職場の往復ばかり。マスクが当たり前の生活でメイクも手を抜きがちの毎日。そんな灰色の日常に、ちょっと彩りを添える。メイクや美容、ファッションにはそんな魔法があるよね、と思った今日この頃。