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時間とかいうやつ

皆様寒い日が続く中いかがお過ごしでしょうか
今回演出助手を務めました、藤井龍之介です。

公に出す稽古場レポートというものが初めてなので何を書けばいいのかな〜と考えた結果、つらつらと稽古の中で感じたことを書かせていただきます。

時間というものはとても意地悪なやつだなあと思います。無限に広がっているように見せかけて、実は自分たちが使える分はそこまで多くない。その上すぐに無くなってしまうし、年を重ねるごとに短く感じてしまう。

同時に自分の記憶とか思い出は時間が存在するからこそ彩りみたいなものができるんじゃないかなとも思うんです。昔を懐かしんだり、後悔したり、明日のご飯を楽しみにしたりとか。
時間に限りがあるからこそ、毎日になにかしら変化が生まれる気がします。

いいことも悪いことも、色んなことを時間とかいうやつの手のひらの上で転がされているようで、なんか嫌ですね。

物事は終わりがあるから美しいという言葉もそういうことだと思うんです。
でもこの言葉を聞くと、分かるよ?とはなるんですがちょっと反抗したくなります。
僕は欲深な人間なので、終わりがある方が美しいとしても、いや大好きなものはずっとそばにあって欲しいじゃん!!と思ってしまいます。

まあもちろん時間を止めたり過去に戻ったりなんてことはできない訳で。結局終わってほしくなくても、それをなんとか受け入れなきゃいけないんですよね。
だったら終わるまでの間ぐらいは好きなものと一緒にいたりできれば、悔いなく終わりを迎えられて、せめてもの救いになるんじゃないかって思います。

明日から、いよいよ本番が始まります。
ほんとに楽しい稽古場だったので終わってほしくないです。来ないでほしいなあなんて申し訳ないけどちょっと思っちゃいます。
しかし始まってしまうことに変わりはないので!!だったらめいっぱい最後まで楽しもうと思います。
公演を見ていただければきっと、僕が終わってほしくないと思う理由をわかっていただけると思います。
是非お越しください…!


(ここまで駄文にお付き合い下さりありがとうございました。文章書くのって難しい…)

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