自分が愉しいためだけに存在する他人

2019.8.21

旅行から帰ってきたら信じられないぐらいに頬がもちもちになっていた。実感がないので認めたくないけど、たぶん太ったということなんだと思う。

自分の欲望を速やかに適切に満たすことに喜びを感じる人間なので、寝たいときに寝たいし食べたいときに食べたい。
けどさすがにアルバイト終わりの深夜に素麺2束もしくはバターを使用したパスタは控えなきゃならない気がする。

惰眠を貪っていたら最高に最悪な夢を見てしまって、げんなりした。悪夢って昼に見ることのが多くない? 気のせい?
夢にたいした意味なんてないと思いつつ、深層心理が反映されてるような気もするので、笑って終わらせられないのが悔しい。

昼過ぎにベランダから赤茶色のスケルトンボディのゴキブリじみた虫が入ってきて、一瞬にして快適な我が家が修羅の国になってしまった。
容赦なく愛犬のケージに近づくから、絶叫してしまった。

ゴキブリは黒いからまだいい。殺さない程度にダメージを与えて逃がせるぐらいには余裕ある対応ができるけど、スケルトンかつ赤色の虫は耐えられない。阿鼻叫喚。
殺虫スプレーなんてものはないから、整髪スプレーを幾度なくぶっかけて、少しずつ四肢を麻痺させて、割り箸で捕まえた。自分の箸使いが下手なことをこれほど恨んだことはない。
すべてが終わった後に、犬がやや引いた感じでこちらを見ていて、ちょっと傷ついた。

安易に他の生物を嫌いたくないし、魚をむしゃむしゃ食べながら、牛が可哀想とか言いたくないけど、やっぱり生理的に無理な生き物もいるね。人間もまた然り。
清潔にできる環境下で、不潔で臭いままでいる人間なんて、もう同じ人としては扱えないでしょ。もうそれは、公共のマナーに反しているので…… まじでおじさんはもっと水を飲んで食生活を健康のためにも見直して……。夏場のあなたたちは兵器……。

アルバイト先のやたらと懐いてくれてる女の子は、今日も誰かに嫌われるんじゃないかとおどおどしていた。
あの人とも仲良くできるのすごいです、そうやってなんでも思ったこと言えるのすごいです、とか毎回言われるけど、そんなのすごくもなんともないよ。相手を人間扱いしてないからできる芸当なので、終わってる。

そこまで大切じゃない9割の他人に対して、わたしはわたしの言いたいことを言ってるだけで、それは今の自分を愉しませるために他人との会話を利用してるだけなので、
全然すごくもなんともない。面の皮が厚くてすごい、とかいう意味ならその通りだと思うけど。
9割は言いすぎた。7割。

たまに、どうでもいい関係性の他人の価値を、自分を愉しませてくれるか否かだけで測ってしまうときがあって、それを自覚するたびにどんだけ傲慢やねんと辟易する。
彼らには彼らの魅力やすばらしさがあって、他の人を幸福にさせたりもするかけがえのない一個体なんだろうけど、
じゃあ彼らがわたしの人生を幸せにしてくれる人なのかと考えたら、違うんだよな。
幸せに限らず、なにかしらの変化をもたらしてくれるのかという点でもいい。
だけどこの人はきっと、わたしの人生に特段大きな影響は与えてくれないしこの人の背景はわたしの琴線に触れないなと思っちゃったら、そこまで手間暇かけて丁寧に接する必要性って、ないよね。
めちゃめちゃ欲しくなっちゃったらまた別だけど。

自分が性格いい顔をしていると信じて疑わなかった頃、友人に、おまえはふつーに性格悪い顔してるよ、って言われて、めちゃくちゃショックだったな。圧倒的過信。

好きな漫画家の最新作を買って読んだら、前作のがよくね? となってしまって悲しい。明日もう一度読んでみることにする。

うどん1玉のカロリーを調べて、プチトマトのカロリーを調べて、仕方なくプチトマト5個で手を打ってから、ハリボーを食べている。愚か。
もう久しく煙草を吸っていない。精神が健全すぎて不健康になりそう。

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