YUI

YUIが居なければ私は今の私になっていない、と言っても過言ではない。

大体の曲は歌える。今もそう。もう人生の半分以上を彼女の曲と歩んでいる。

YUIと出会ってなかったら、ここまで自分自身や他人の事について考える人間では無かったと思うし、趣味も全く違ったかもしれない。西野カナに共感したり、少女漫画の実写映画見てキュンキュンする女の子になってたかも知れない。決してそういう人を馬鹿にしてるわけではなく、私も流行り物が好きなイマドキの子になれた可能性があったという話。

特に初期にあたる作品が好きで、初アルバムの『FROM ME TO YOU』と2番目の『CAN’T BY MY LOVE』を繰り返し聞いている。この頃の曲たちは心地良い寂しさが身体の中に広がって、1人で生きていけると思わせる強さをくれる。彼女の歌は寂しさや孤独をわかった上でそのままでもいいと言ってる。気にしてない訳じゃないけど、そんなに大きく受け止めてもいない、このバランスが私の心に染み込む。

部屋でCDプレイヤーから流していた頃が懐かしい。この曲があれば、私は1人でも大丈夫って本気で思ってたし今も思ってる。

1人を肯定してくれた音楽だから、他人と共有しようとも思わない。だから一度もライブに行かなかったし、これからも行かない。他の人とYUIの話もせずにひたすら1人で聞く音楽。これが私の中のYUIなのです。

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