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つー

昼下がり、ひねった蛇口から、水が出る。
ぬるくて、冷たくなって、また少し生温かくなって、そんな温度の変化が僕の生きた証。
今日も生きているらしい。

そんなつもりはありませんでした。もう溝のないネジ。もう締まりも緩みもしませんか。プラスのドライバーまわしたときに、手に残るのは感触だけ。さよなら。

なんでなくなるのさ。君、食べてるの。お箸の先。

生まれた時からかわいい
ぱぴぷぺぽ。

生まれた時から優しい
さしすせそ。

合わせて
ぱさぴしぷすぺせぽそ。

ぺせぽそ

パン子、おっと、パン粉。

そんな泳いでどちらまで。
ああ、水槽の中。
いつまでも。

調子に乗ってチロン。
もひとつ、ぴろん。
ここらで、コロン。
こころが、ぐらん。
ぴしゃん、つー。
耐えられず、つー。
ぐちゃぐちゃ、つー。
保てなくなって、つー。
僕の目の下、つー。

大好きだよ。
つーの部分は人差し指の手の甲の側でぬぐえば。

元気になるわけないか。

あれ、人差し指が泣いてんじゃん。
あぁあ。
窓からはみ出て迎えに来た、昼下がりのまだまだ暑くて重い光が、目を細めさせるから。
迎えに来てよ、もう玉ねぎでいいから。