壊れたように

あーーーつらいつらいつらいつらいぃいぃー。

続けたいことをやめる判断。
それだけでもつらいのに。

やめる判断に対して、「残念だね」どころか、後ろ髪を引かれるどころか、後ろ髪を引きちぎられる思いをしなくちゃいけない、どうしてどうして。

自分勝手だとは思うけど、そんな判断は自分勝手でいいと思うんだけどな。
そんなに悪いことなのかな。

人数合わせの駒みたいに使ってたのに、いざ抜けさせてくださいっていうと、ちゃんとした挨拶もないのか、あなただけの問題ではないだろう、と急に駒から仲間になるのは、なんなんだろう。

悪いのは自分ってことは分かっているし、でも、自分に責任をもてるのも自分だし、自分の体を守れるのも自分だから、自分は悪者にならなくちゃいけない。

自分が続けたいこと続けて、みんなに感謝されて大事にされて、楽しくて。そうしていたいだけなのに、そうはいかないこともあるから、とにかく、すみません、申し訳ありません、心苦しいのですが、申し訳なく思います、って頭下げ続けて、その後ろ髪を引っ張る手の気が済むまで、重力で吸い出される涙のレンズで床に焦点を合わせようとするんだよ。

今までありがとう。さようなら。
って言ってもらいだけなのに。

色んな力に引っ張られて、引きちぎられて、張り裂けて。誰にも受け取られない、ありがとうございました、を絞り出す。

誰にも助けてと言えなくて、自分が悪いから。
こんなところで、ひとりごと。
誰かに聞こえるように。
自分を慰めるように。

矛盾するかもしれないけれど、今は、気持ち良くやめられることしか始めたくない。

やめるよ!センキュー!バーイ!

って言えることを選びたい。

去る人にも

センキュー!バーイ!

と言うこと選びたい。


今、1番、私の強く髪を引っ張ってくるのは、今まで私が引っ張ってきた何人もの髪なんだ。
自業自得、チェケラァ。

進めば進むほど強く引っ張られるけど、痛みに慣れずに、進むから。

前進あるのみ。痛いなあ。ケラケラ。

誰か一緒に笑ってよ。チェケラケラ。
昔、遊んだ、紐を引っ張りだすと、巻き取りながら動くゼンマイ仕掛けのおもちゃです。
壊れたように動きます。