7.幼児生活の教導

誘導の後に、始めて教導ということが出て来ます。 

学校教育の中ではここからが主な仕事になっておりますが、幼稚園では教導は今までたどって来ました、自己充実、充実指導、誘導の後に持ち出されるものと考えたいのであります。

そこで教導というのは何かと申しますと、幼稚園教育としては最後にあって、むしろちょっとするだけのことであります。
「この子には、もう一つこれを付け加えてやりたい」というところに行なわれるものであります。

幼稚園はどこまでいっても、幼児の生活の生活たる本質をこわさないで、教育していくと ころに、その方法の真が先生の苦心も存するのです。

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