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本当に戻りたい夏はいつの時代も。

未熟者ながら四半世紀を生きてきて、あの頃に戻りたいと思ったことは今まで数えきれないほどあった。特に学生時代、あの時ああすれば成功したのに、こうすればもっと楽しかった、恥をかかずに済んだ、あの子と付き合えた。思い返せば、ほぼ毎日過去を振り返っては後悔の嵐だった気がする。

25になって、不思議とその感覚頻度が明らかに減ったように思う。主観だが過去に遡及することがあまりない。ようやく今を生きるしかないと無意識に観念したのか、サンタもドラえもんもいないと理解したのか、大人への成長過程としては喜ばしい変化だと思う。

もし本当にドラえもんがいて、一度だけ過去に戻れるとしたらいつがいいか。

なんて質問の答えは誰しもが考えたことがはずで、推敲されつくした問いであるが、結局のところ、「今」を生き抜くしか選択肢は用意させてはないし、
この先の、自分の現世に期待するしかない。

随分と遠くまで来てしまったけど、あの頃の鮮やかな追憶を胸に、
少しでも後悔のないように、もう少し生きてみたい。

ふと記憶が脳裏によぎったのでここに記しておく。


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