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31話:箱買いして家に疑似販売所を作っているオタク。

箱買い。
なんて素敵な響きでしょう。オタクなら誰しも通るのが推しの出るランダムグッズです。
私は、某ゲームのオタク。メインで紙類を収集しています。アニメイトに行くと毎回3袋ほど購入するタイプでした。
しかし、ある日気付いたのです。もしかして総合的に買っている量って箱買いと同じなのでは?と。

商品によりけりですが、箱の中身にかぶりが無いランダムグッズであれば、箱買いで購入した方が推しの出る可能性はバラで買うより高まります。
という事は、バラで毎回買うなら初めから箱買った方が良いのです。

そう思い立ち、箱買いをするようになりました。
でも、数回買って気付きました。違う…なんかあの、ドキドキ感がない。

同じ金額を出し、同じ量を結果的に買っているのに、なんかすごく達成感も運命もない。自分のお金を出して手元にある3袋を開封して、推しが来た!!みたいな、なんかそれがあまりにも薄まってしまったのです。

考えた末、一気に開封したのが悪いのでは?という結果に行き着きました。あのキャラが出た!とかこのイラストのビジュが良い!とか3袋だからまじまじと味わえていた感覚が、一気に開封したことで、流れてしまったのです。

そこで発売したら箱買いをするけれど、開封はチビチビすることにしました。仕事がしんどかったり、頑張ったり、たまにのご褒美に開封するという感じです。

めちゃ良いです。

とりあえず、箱買いした袋を推しコーナーに陳列しておく事にしました。徳を積んだら開けようと置いておいたのですが、私の性格上、頑張ったからとかつらい時とかふわっとした設定だと、今よりもっとしんどい時が来るかもしれないとか、ここで1袋開けるのは弱いのでは…みたいな意味の分からない葛藤が始まる事に気づきました。

そこで、目に見えて分かるように、貯金箱に100円以上入れたら開封することにしました。
いよいよ無人販売所です。

500円をメインに入れて、開封するようになりました。そして、貯まったお金で新作を箱買いするのです。
あら不思議!結果的に出ていく金額は同じなのに、気分的には節約上手みたい!
そんなわけで、部屋に販売所が爆誕いたしました。

早いもので、販売所が自室にできてから1年が経ちます。今も機能している事を考えるに、意外といいアイデアだったのでは?と今更ながらに思い、書いちゃいました( ´∀` )

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