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『コジコジ』が面白いのは。

私の思い込みも大いにあるかも知れないけれど…。

昨日買った『まるむし帳』の巻末にはさくらももこさんと谷川俊太郎さんとの対談があった。これはなかなか贅沢♪
対談の最初はお互いの離婚の話題から。σ(^◇^;)

昨日、さくらももこさんの年表があって、その中に「長男出産」はあったけど、「結婚」「離婚」の文字は無かった。
さくらももこさんの夫氏は漫画の制作に関わる人で、「ちびまる子ちゃん」にも「ああだ、こうだ」と口を出してきたらしい。一時期、「ちびまる子ちゃん」が全然面白くなくなり、果てはサンリオみたいな良く分からないキャラクターまで出てくる始末で、私は「耐えられないな…」と思った記憶がある。
その頃生まれたのが『コジコジ』で、だから『コジコジ』にはさくらももこさんのエネルギーのすべてが注がれていたのだ(と思う、たぶん)。

昨日、年譜でちゃんと見てくれば良かったんだけれど、どちらが先でどちらが後なのか、その頃出産があって、それにまつわることを書いたエッセイ『そういうふうにできている』が出版された。
私、これは「現在の『智恵子抄』」だと思っているのだが、彼女の創作のエネルギーがとっても純粋なかたちで顕れた作品で、昨日展示してあったけど、その頃作った「箱」とか、ホント感動を覚える。

で、結婚生活は長くは続かず、離婚をなさったらしい。

離婚後の「ちびまる子ちゃん」は、ハッキリと分かった。大食いの小杉くんが新潟のお爺ちゃんから美味しい餅米をもらい、美味しく餅を食べるために火鉢を手に入れるという話を、2週に渡ってやったのだ。すごかった。全開だなと思った。あまりにバカバカしい話に、涙が出そうになった。

そんな訳で『コジコジ』は面白いのだと私は思っている。