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近況報告(ガンになったらどうなるの?)

フォロワーのみなさま、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
これを書いている12月2日時点
新型コロナのオミクロン株報道が
きっかけでマーケットは大荒れで
このままじゃ年越せないよ~という
ボヤキも聞こえてきそうです。

私のTwitterはそんな方への助け舟と
なるべきものでありたいところ
助け舟どころか泥舟状態という
まぁなんと言いますか
役に立たず申し訳ない。のひとことでございます。

さて。今年の9月に
「”ガン”が体にある。」事を
ご報告させていただきました。

あれから約3か月弱が経過しまして
いろいろ変わったところ、変わらないところ
様々ではありますが
自分としましては
なかなか濃厚な時間・経験だったということで
体験談というわけじゃありませんが
ご披露させていただきたいと思います。

①激レアなガンになっちゃった


私の病名は
左胸・浸潤性乳管癌 T2N3aM0 病期3C
病状:ホルモン+ HER2+ 異形度② 増殖活性70%

まず、なんのこっちゃですね。
乳管癌って。男なのに?です。
そう男なのに、私の乳管にガンが居座っています。大きさは4cm
乳ガンといえば、女性特有とみられがちですが
男性にも乳一式は備わってるので
男性が乳ガンには
絶対かからないということはありません。
その割合、乳ガン患者全体の0.8%
人口対比で男性の乳ガンは10万人に一人。
私は40代なので、年齢も加味すると
医者いわく、30~40万人に一人の割合だそうです。
通っている病院は県のガン専門病院ですが
その病院でも年に数例しかないという
激レアな病気になっちゃったわけでございます。

②ガンの治療はオーダーメイド


さて、乳ガンが見つかったわけなのですが
詳しい結果(病状)が判明するまで
結構な時間が掛かっています。

乳ガンに限らず、ガンが見つかるまでは
1次医(町医者)⇒2次医(専門・総合病院)という
ルートになるのが普通です。
私の場合は乳ガンの可能性を疑ってたため
乳線科がある町医者に行って
ガンと判明したわけですが
乳線科も知らずしこりがあるからって事で
もし皮膚科に行ってたら・・

皮膚科医:しこりがあるので、取り合えず取っちゃいましょうか?
(当然、男性の乳ガンなんて疑わない)

しこりを取った後に
皮膚科医:しこりはキレイにとれましたよ~よかったよかった
(そのしこり、ガンなのか疑わないのか??)

なんていう可能性もあったわけです。

徳島県医師会:しこりについて
https://www.tokushima.med.or.jp/kenmin/doctorcolumn/hc/966-2015-12-28-08-53-07

1次医で生検(ガンかどうかの検査)を受けて
その結果が出るまでおよそ10日。
1次医から治療するために2次医を紹介され
初診まで1週間。
2次医初診からガンの確定診断
(上のなんのこっちゃがわかるまで)まで
約3週間要しました。

ガンの治療は
普通の病気と異なりガンの病状を分析し
データに沿ってベストな治療となる
治療法を選択します。
裏返せば、ガンには100%治るという
治療法は存在せず
抗がん剤・放射線治療・ホルモン治療等ありますが
これ全て、効くかどうかは確率勝負と
いうことになります。

私の病状は、正直申し上げると
あまり良くありません。
病期3Cは他の部位にガン転移がないが
リンパ節に深くガンが転移しており
体じゅうにガン細胞が回っている状態。
増殖活性70%は、患部の70%がガン細胞で
増殖能力が高いレベル
HER2というタンパクも陽性で、
治療を進めても、再発・転移の可能性が高いという
やっかいな診断となりました。

主治医が下した決断は
手術を回避して、化学療法。

通常は手術を行った後に、化学療法を行うのですが
手術を行っても、ガン細胞が残る可能性が高いため
すぐにでも化学療法から始め、まず転移を防ぐ方法を選んだほうが
ベターだと判断したようです。
化学療法も複数あり、効果の有無がどうなのか
そもそも男の乳がんは
治療に対するエビデンスが乏しいため
メインの治療となる化学療法を
とにかく早く実施して
先手先手を打っていきたいという方針のようです。

私は医者じゃありませんので
主治医に従うしか、すべはありません。
かくして、化学療法(抗ガン剤)が始まりました。

③抗ガン剤の副作用


確定診断が出た翌週より
早速抗ガン剤を投与することになりました。
もちろん、抗ガン剤もいろいろ複数あり
スケジュールに沿って3種類ほどの薬を
投与することになります。
順調に治療が進んだとして、投与が終わるのは2023年の春。

抗ガン剤といえば、副作用がいろいろあり
体への負担も大きいことから
間隔を空けて投与します。

一番キツイ副作用は
体の倦怠感

他の副作用は
薬でなんとかコントロールできるものの
この倦怠感だけは、どうしようもありません。
ひたすら体がダルい。
熱が出てないのにカゼ引いたのかって感じの症状が
薬投与後約2週間ほど続きます。

他には吐き気、便秘。
この2つが目立った副作用ですが
これは薬でなんとかなる感じでした。
とはいっても投与して
1週間ほどは食欲が落ちますし
便秘はちょっとつらいですね。

あとは、抜け毛。
現在、私の頭はハゲ頭になっています。
これも薬では対処しようがありません。
男なのでそこまで気にもしませんが
女性が抗ガン剤投与により
毛が抜けたらということを考えると
やはり胸が痛くなります。

他にも
風邪含め感染症にかかると
重症化する副作用などもあります。

現在投与している一番目の抗がん剤は
ガンに効果があるか確率は50%程度
(これは女性の場合で、男性も同じかは不明)
という話であり
他の薬、治療を行っても
効果がある確率は○○%で
絶対効くというわけではないので
副作用や体調と相談しながら
治療を進めていくわけです。

④これから


まだ治療を開始したばかりで
これからどうする・・・ということもないですが
出来る限りの治療にはチャレンジするつもりです。
しかしながら
全身にガン細胞が回ってしまったというのは
事実であり、受け入れなければなりません。

ありがたい事は
いまこの瞬間も普段とは変わらないこと。
(副作用でしんどい時はありますけど)

コロナ禍という事もあり
仕事については
かなり柔軟性を持たせてもらえており
ありがたすぎて涙が出そうです。

お金の面は、結構掛かりますが
組合さまさまであるのと
(本当に組合って大切!)
あとは、うーん。
ダメなら蓄えを削っていくしかないね!
でも相場は辞めません。

治療もちゃんとやったけど
Xデーのカウントダウンが見えてきたら
最後やりたいことをやって
会いたい人に会って
いや~満足した~という気持ちで
その日を迎えられたらと思っております。

Xデーは来年かもしれません。
10年後かもしれません。

そして、心の大事な拠り所は
このnoteを読んでくださっている皆様や
twitterでつながっている皆様です。

最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

いきなりXデーとならないよう
また折を見て近況報告させていただきます。

それでは良いお年を。






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