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桃太郎ったら①

毎日ダラダラ過ごしていた桃太郎。お婆さんに

おばあ「コラ、桃太郎!いつまで寝とるんじゃ!早よ起きんかい、 ボケ!   図体ばっかりデッカくなって、食っちゃ寝、食っちゃ寝して、いい加減シャンとせんか、シャ ンと!」

毎度のことながらタンと怒鳴られ、

おじい「婆さんや、もうちょっと優しゅうに、なぁ」
おばあ「爺さんが甘やかすからじゃ」
おじい「わ、わしか?」

お爺さんまで巻き添えになり

おばあ「鬼退治の一つでもバシッと決めてこい!」

と追い出されてしまいました。

桃太郎「鬼退治かぁ、かったるいなあ」

とりあえず助っ人探しに猿くんの家へ。

桃太郎「猿くん、猿くん、猿くん、猿くん、いる?」
猿くん「猿、猿、猿、猿うるせえなぁ、誰だい!?」
桃太郎「僕だよ、桃太郎」
猿くん「なあんだ、桃か。いないよ」
桃太郎「いるじゃんか。頼みがある」
猿くん「嫌な予感。やっぱいない」
桃太郎「頼むよ。ねえ、おいらと一緒に鬼ヶ島行かない?」 

猿くん「鬼ヶ島なんか、何しに行くんだよ」
桃太郎「鬼退治」
猿くん「ええ!うひひはは、、、笑えない冗談よせよ、
うはははほほほ、、、」
桃太郎「笑ってるじゃんか。お礼にコレあげるからさ」 
猿くん「まずいんだよな、婆さんのきび団子」
桃太郎「いや、コレはお爺が作ってくれた」
猿くん「だったら旨いな」
桃太郎「行ってくれるよね?」
猿くん「やめとく」
桃太郎「じゃ、返してよ、きび団子、、、あ、食ってる」

猿くん「うん旨いよ、コレ。爺さんによろしくね。じゃ、頑張って」
桃太郎「何だよもう!、仕方ない、サル者は追わず、、、か」

                                                     つづく

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