ポジティブ信仰

こういうtweetが流れてきたのです。

すっっっげぇ、よく分かる。笑

ある種の人間、もしくはある種の時期にはもがいても浮上できないことがある。

船の甲板で海の深さを覗きこんでいたら、ほんの興味本位で覗き込んだだけなのに、もしくは人からそうした方がいいと言われただけなのに、海の水面を覗き込んでしまった。それが海ではなく自分の心だと気づかずに。
覗き込んでしまったら危ない。体勢が崩れる。船が揺れる。海へと真っ逆さま。

落ちる。
海に落ちる。
あなたは、浮上するためにもがく。
息をしたいが、海水しか飲み込めない。
でも、息が苦しい。

そういう時って、あるのです。

具体的にいうと、日本人の5人に1人。
生涯発症率は3人に1人。
とも、言われている。
学説はけっこう、いい加減なところがあるので、この数字は参考程度にって…何を言っているか分からないよね。

鬱病患者の数です。
日本人は本当に多いんですよ。
耐え忍ぶ文化、内助の功、自己犠牲…これはキリスト教か。

まあ、鬱病までいかなくとも当てはまる人はきっと多い。
ポジティブな人が辛い。
ポジティブな人が怖い。
ポジティブな人に嫉妬する。
ポジティブな人と比べて絶望を味わう。

ポジティブは、良いとされている。
もちろん、ポジティブはいいことですし最近は、僕もけっこうポジティブになってきたなぁ。という気もしている。

でも、忘れない。
忘れてなるものか。
「正論は人を殺す」という事実を。
この言葉はテレビかどこかで鬱病の人がいっていた「正論をいわれると、とても辛い」。

こんなこと、自分が過去の逃げたしたかったあの時に散々、味わってきた。
ポジティブはいいことです。
前向きで、生産的で、頑張っていこう!ってあの感じ。
糞食らえ。
もしくは「これであたりまえでしょ」「◯◯なら、△△をせなあかんよな」
あたりまえって何?
レールから逸れて、心細くて今にも吐きそうで、数えられないほど泣きまくった。
今さら言われなくても充分わかっているんだけど。

日本人の5人に1人。
30人クラスなら、6人。

そういう人がいる。
ムリにポジティブにあてはめると、壊れてしまう人もいる。

それは、心が限界だから、脳が休み命令を出している。その時にムリにポジティブに当てはめられると脳の命令に逆らうことになって。信じられないくらい負担がかかる。
停滞することは、悪いことじゃない。だらける事も必要なことかもしれない。

ここで、よく言われるのは…悲しいことに、怠惰と必要にかられてそうなっているかの区別はつきずらいってことなんですが。
これを免罪符にしている人は嫌いです。

ポジティブこそという信仰は、人を殺す。
あたりまえ、ふつう、そういうものを人に無理やり食わす真似は死を招く場合があることを覚えておいてポジティブ信仰さん。


ちょっくら、手術することになりました。