嵐は人次第。

同じ内容でも人によって、感じがかわったりということはおおいにあるけれど。

ふと、思いだした。

同じ内容の話を前にも聞いたことがあったこと。

でも、印象が異なることを。

とある友人がいた。

その友人は、親切にも私に「世の辛さ」「生きにくさ」「いかに人生はままならないか」ということをとくとくと説いた。説いた……いーや違うな。
僕が、そうだねって同意するまで、いろんなエピソードを引き合いに出して、この世の悲惨さを認めるまで、言葉を尽くした。

僕は、甘いのかもしれないけれど。
なんだかんだで、人を信じているし、人生を多少、楽観しているし、それなりに楽しく過ごせている。

そんな僕の感想を、踏みにじらないと気が済まない人だった。

そういう人だったから、いつも話半分で「あーはいはい」と、いつもの嵐がやってきた、どう対処するかなと考えていたから、世の中にはいいこともあるのよってことを伝えようとしては、嵐が大いに荒れ吹きすさぶ。

ま、その嵐にいい加減耐えかねて、不通にした。

あの人には、まだ嵐は停滞しているんだろうな。

あの人が言っていた内容を、違う人の口から同じような言葉で今日聞いたのだけど。

誰が語るかってのは大事だね。
言葉をすんと受け止めるかは、人次第だな。

ちょっくら、手術することになりました。