知らない部屋と天井

自分の部屋のベッドで寝る。
当たり前の行為。

自分の部屋のベッドで目覚める。
当たり前な習慣。

たまにあったけど、最近は特に
自分の部屋が違う部屋に見えたり、
知らない天井のようなそんな感覚に陥る。
あと方向感覚が分からなくなるような感覚。

幼い頃はよくあったような。
それをわたしは宇宙旅行のような気分で浮遊してる感覚をあえて楽しんだりしていた。

当然今はそんなことしていない。
何度かしようと思ったけど、もうできなくなっちゃった。
大人になるってどんどんそういう小さな楽しみがただの妄想で、そんな習慣はいつの間にか消えて
学生ならば普通に通学して、働いてれば普通に通勤して、そして普通に寝る。

話は少し逸れるけどデパートの黒いタイルだけ歩いてそこ以外は落とし穴とか道路の白線だけ歩く遊びとか流行っててよくそんな遊びをしていた。

当然もうそんな遊びはしていない。


会社に通っている人ならば、学生ならば、
目覚ましをかけて起きるだろう。

私もそうやって、目覚ましをかけて出社時刻に合わせて目覚ましをかけ、目を覚ましリモートになってからも同じで出社に間に合うように目覚ましをかけて起きていた。

まあ、目覚ましの前に大体目を覚ましていたのだけどそれは今どうでも良い話。話を戻します。

私は現在訳あって、その必要がないので
余程の予定がない限りは、眠る前に薬を飲んで、自然に任せて目を覚ましているのだけど

目を覚ますと、
ここどこだっけ。

誰かの部屋?

思い出した。
私の部屋だ。

すぐ思い出すけど。
たまに時間がかかることがある。


ここどこだったか、一瞬本気で分からなくなる。
深く眠っていた証拠なのか。

他の人はどうだか知りません。

私は今、自分の部屋の自分のベッド。
おはようというにはとても遅いけれど、おはよう。

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