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黒い月ではなくて黒の月だよねぇ、何か意味深な気がしてきたよと

wedtoonの「黒の月:月の祭壇」が最終回を無事迎えました。
最終回の思わせぶりに、はい?ってなって、久々にnoteします。

とはいえ、webtoonの中身ではなくて、2025年のENHYPEN大変だなぁって思ったんですね。来年も大変だけれど、再来年に真価を問われそうだなぁと。
最終回読んで、思ったのがそれだったというお話です。

冒険の終わった後

以前、韓国映画「魔女」のこの先をどう作るのか楽しみって、noteした覚えがあるのですが、敵を倒して「一件」落着はいいけど、倒した後ってどうなるの?と。

ちょうど日本ではアニメ「葬送のフリーレン」が始まりましたね。
このお話、魔王を倒した後のチームの話なんですね、私はめちゃタイムリーだと思ってしまいました。
ファンタジー好きの方、お試しあれですよ。

日本限定のタイムリーさではありますけど、「約束のネバーランド」とか日本の漫画を参考にした感もあるDARK MOONなので、無くはないかなぁと。

「DARK MOON:The blood altar」敵ダルタンを倒して一件落着で終わっているんですが、彼等の学園生活は続きます。
その生活はどうなっていくのか。

人を襲うヴァンパイアはいなくなりましたが、彼等はヴァンパイアのままですよね?
なので、世間の目はヴァンパイアに対して厳しいまま、だとは思うんです。
襲われなくなったけれど、襲ってきた危険な存在として話が残っているはずなので。

これが、姫の力のやり取りの結果、人に戻って歳をとるようになっていたり、吸血の必要がなくなったりしていたら、あの街でずっと生活することもできるでしょうけれど。

でもどうやらそうはいかない、というのがwebtoonのラスト。

ちなみに、ノベルにはそんなラストがありません。
最後までノベルとwebtoonは少し違うお話で、パラレルワールドを示していたようにも思います。

敵を倒した後、新たな敵というのは王道ではありますけど、webtoonのラストを見る限り、ダルタンの後ろに腹黒い大人がいた、とかそういうことではなさそう。
そもそものお姫様の存在がどういうものなのか、そちらに移るのかなぁと。

だとすると、アルバム:DARK BLOODのトレイラーは、DARK MOONの次の章に関わっているかなぁ。
ヘリの話が終わり、ソロンの話になるのか。

このトレイラー内で、太陽だった、というセリフがあるんですね。
太陽というのもVampire設定の彼等は克服しているもの、でもありますし、心を明るく照らす存在、そして日中と意味がありすぎるのでこれまた。

Bite meには噛むこと以外に相手に消えてくれという意味があるのを、このトレイラーはうまく表現しているんですけども、この世界(この次元)では一緒にいられないというのも示していて、彼等は彷徨ってくのかなと。

スハが月なら、太陽が別にいる。
スハの世界ではない別の世界での彼等の運命。
それが、次のお話への予告なんだなと、私は感じました。

太陽といえばMVのラストに出るDARK MOONの画像は、日食ですよね?
サムネに使った黒の月のダブロイドの写真は、黒くないんで、この辺もなんだろうなんですけども。

月が太陽を隠している間

DARK MOON:The blood altarという英語タイトルが、日本では黒の月:月の祭壇となっています。
私、この訳が当初引っかかってたわりに放置していたんですが、助詞「の」を使いこなした訳なんだよね、と今になって納得感もでてきました。

の 助詞、と入れて検索すると面白いですが、ジブリ映画のタイトルで「の」が使われたらヒットというジンクスがあるそうです。

そういう知識のある方が、黒い月ではなく、黒の月にしたのかもしれません。
日本語としては用法が一定ではなく難しい助詞なので、日本のプロライターが関わっていらっしゃるのかなぁとか。

The blood altarというタイトルのほうが、アルバムDark bloodに結びつきやすいですけど、日本では呪われた血というより、特別な能力を月が授ける認知(セーラームーンとか)があると判断しての、月の祭壇だったのでしょう。

なのでね、黒の月、は日本的解釈で良いんだなと思うのです。
月を狂気ではなく神聖なものとみなす場合に、黒い月は不吉なものととれるでしょう。
これを黒の月とした事で、神聖とも不吉ともつかない輝かない月という印象になったかなぁと。

ざっくりいうと太陽を月が遮るのが日食です。
だから月の姿は見えてますが、逆光となるので月の翳、黒い姿になります。

月が太陽を隠している間、地上は暗くなる。DARK MOONのひとつの意味ですね。

これを思ったとき、太陽が阻まれて月が輝いていない期間というのと先輩の兵役が浮かんじゃったんです。

そもそもBig HItはBTSのコンテンツを制作するチームで大きくなったけれど、7人が揃っての活動は2025年の後半まで無いことが決まっています。
仕事が休みになってしまうチームスタッフもいらっしゃるのではないでしょうか。

TXTに関わるのは当然ですけど、すでにBTSと別立てで人材が揃っていると思うんですね。
じわじわENHYPENの「お手伝い」に来ておられるんじゃないか、という感じがします。

「お手伝い」というのは、先輩不在の間の仕事って仮の仕事なのではないかなというニュアンスで使ってます。
2025年にはBTSのチームに戻りますというお仕事の仕方。
期限付き子会社出向みたいな感じかなぁと。

BE:LIFTはCJの資本の影響を受けていたのが、それがなくなって「穴」もできたわけで、そこを埋めてくるのがBTSチームかと、職場的な考えが浮かんじゃったんですね。

世界に名が知れる仕事に関わったスタッフを外に逃すわけにも、長期休暇でセンスを埋没させるわけにもいかないでしょう?
業界のコネクションを繋いでおくのに、仕事がないままにさせておくのも勿体無い。

それで、冒頭の、2025年のENHYPENは大変だろうな、です。
手伝ってもらえるのは2025年までなので、BE:LIFTだけで仕事がきちんと回せるようになってないと支えられなくなってしまうかなぁと。

アートディレクションどうなっているんだろう

実はずっと心配しているのが、BE:LIFTにはアートディレクションの柱がないことなんですね。
同じHYBEのミン・ヒジン氏のおかげで、アートディレクションの重要性が見えてしまったからなおさらです。

Drank-Dazedまでは既に練られていたものがあってなんとかなっていたのが、その後落ち着かなくなってきていた気がします。

ひとつの例としてMVかな。

私はLUMPENSの撮る映像が好きなので、ずっと彼等のmvを担当して欲しいと思っていたぐらいなんですが、LUMPENSが撮るとBTSの弟分という印象から脱することができないと感じていたのも確かです。

まして、BTSのSUGA氏が自分のソロ活動の時のMVは、自分で絵コンテを描いていたと聞いてしまって、それか!となったんですね。
LUMPENSは「こう撮りたい」と撮影側が提案をするより、叩き台を提供されて撮る工夫をするタイプのチームだろうということ。

にもかかわらず、BE:LIFTはお任せします、って、全部投げしちゃってたんじゃないかという疑いがむくむくと。
そして、メンバーも撮ってもらうだけの姿勢にならざるをえなかったのではないか。

DARK BLOODのトレイラーで今度の監督との仕事が楽しかった、ってメンバーが語っていましたが、やっとそういう仕事をふれるスタッフが入ったんだろうなと思ったんですね。
「どうしたい?」を汲み上げて、誰に依頼を出すかはスタッフの力量でしょう。

あと、トレイラーのディレクター、written&directedって記載だったんですよ。
要は監督にビジョンがあっての作品だったって事ですよね。

彼等も経験を積んで、自己プロデュースが少しづつできてきてるとも思うので、ストーリーを彼等自身が進められるようになる日も近いのかとも思っています。

DARK MOONのイベントなどが開催されるようになって、会場を見てまわるパンPDの姿をSNSで見かけることが増えました。
webtoonの評判が良いからの展開だとは思いますが、その良いところを拾い上げてのディレクションをしていく姿勢でもあるのかなと。

2025年まで彼等は忙しくて大変ではあろうかと思いますが、その分、ガッチリとプロデュースしてもらえるんじゃないかなと思っています。

日食が終わり、黒い月がかがやきだすとき、明るくなった地上のヴァンパイアはどう過ごしているんでしょう?

黒の月は、言葉回しからすると、黒い月ではなくて、黒の世界における月という解釈もできると思います。
ENHYPENの月はどんな姿で輝くのか。

来月に迫るカムバック、何を仕掛けてくるのか、とても楽しみです。

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