MOMENTICAにコレクションを持ってみた

何処から説明したら良いですかね?
MOMENTICAに登場予定のアーチストのファンの皆さんが、気になっている要素は何でしょうか?

私もTwitterのTLにMOMENTICAが登場した時に、これは何ぞ?って首が90度近く横に傾きました。
LIVEという単語に、最初はD'FESTAの別会社版の開催があるのだと思ったぐらい。
違いますね、大勘違いでした。

ええと、ちょうど勉強中のWeb3.0に関わる事なので、推しに関わる勉強報告の3回目として、私が理解できてる範囲で、噛み砕けたら良いなと思います。

2022/10/28に追記してます。

MOMENTICAって、なあに?

Digital collectible platformって、アプリの説明にありました。

MOMENTICAはプラットフォームの名称で、
・デジタルデータの購入
・購入したデータの閲覧・披露
ができるものです。

WEBとアプリでアクセスできます。
で、デジタルデータ、っていうのが何よ?ですよね。

写真や動画、音声のデータが購入できるんですが、これが、いわゆるNFT。
Non-Fungible Token:非代替性トークン です。
ここで眉を顰めて理解を止めてはいけませんっ!
「証明書のついたデジタルデータ」のことと言い換えた方が頭に入ると思います。

版画で作家自身が監修して刷った証明サインが入ってる絵かどうか、というのに近いかもしれませんね。原板を売り出すことも可能ですし。

デジタル写真などはスクリーンショットなどで、コピーを取ることができますが、それはコピーとして存在するだけで、なんの証明書もついていません。

NFTとして売られているものは、証明書がついている「本物」で、似たようなコピーが出回ったとしても「本物」として証明が出来るものになります。
それを可能にしたのが、ブロックチェーンという技術です。

MOMENTICAで購入できるのは、そういった証明書のついた「推し」のデジタルデータとなります。
そして、自分が購入したデータを閲覧したり、自分のお気に入りを集めたコレクションを他の人に見せることも可能です。

ただ、始まったばかりというぎこちなさもかなりあるプラットフォームで、言語も韓国語と英語しか対応していません。

この二カ国語しか対応していないことに不満のある方も多いと思いますが、購入してみた感じとしては、試行版というのが否めないので、気持ちに余裕をもって購入を検討してください。
ただし!ウェルカムギフトでデータを貰える特典はあるので、気になる方は登録してギフトデータ貰ってくださいね。

登録時は細々したことが英語だと分かりにくいので、webでアクセスしてSafariなどのブラウザの翻訳機能で日本語を表示させるのがおすすめです。

アプリMOMENTICAの表示を英語にする方法は、iPhoneの場合は「設定」でMOMENTICAを選ぶと、表示する言語を英語か韓国語か選べるようになっているので、そこで設定するのが分かりやすいかと思います。
(androidについては私が持ってないので、ごめんなさいです。)
ただ、アプリに翻訳をかけれるかどうか、私は試していないので、翻訳させるならブラウザをお薦めしてます。

 MOMENTICAによるチュートリアル動画がでています。アナウンスは英語ですが、日本語字幕がついているので、どういうものかはわかりやすいかも。

どんなデータを買えたのか

MOMENTICAで最初に販売されたのが、ENHYPENのMANIFESTO:DAY1に関連した写真と動画類です。

OF (Original Frame): 写真
SF (Special Frame): 写真 + サイン + スペシャルノート + ボイスメッセージ写真
OS (Original Scene): 動画(BGM付き3秒ぐらいの長さ)
SS (Special Scene): 動画(BGM付き3秒ぐらいの長さ)+ サイン + スペシャルノート + ボイスメッセージ写真

購入の仕方としては、この4種類のパックから1種類を選びます。
私はSSを1つ購入したのですが、3TAKEがランダムに選ばれてます。
動画で開封する映像が流れて、自分の所有となった3TAKEが表示されます。
(7TAKEからのランダムではないので、メンバー被りのTAKE違いがあります。全く同じTAKEが被るかどうかはわからないですが。)

販売期間が区切られていて、4the Dropで買い逃したTAKEを購入できるチャンスがあるということのよう。

私自身はこういったデータを購入するなら、7人揃ってるものが欲しかったんですけど、今回の販売は、いわゆるトレカをデジタルにしたというもので、個別写真に個別動画です。
そして、トレカベースなので、ランダム、、、

私はCD封入のトレカに一喜一憂しない人なので、しまった、と思いました。
トレカをコレクションする楽しみ方をしてきてないので楽しめないかも、と。
今回の購入は、NFT初版だから持っておきたいというような感じでした。
なので、今回販売のデータをメンバー分購入したい、なんて思ってたのですが、ランダムだからそれ無理だわと。
(つまり、全てが揃うには何セット購入したら良いのかが運次第)

面白いというか、そうでなきゃNFTとしての価値がないと思いますが、購入できたものを他の方に見せることができます。

私のコレクションのリンクを貼りました。シェアボタンがあるので、こうやって簡単に貼ることができるんですね。リンクしたコレクションはMOMENTICAに入っていない方でも見れます。
肖像権とか気になるので、購入したよ、って正々堂々と見せれるのは嬉しいです。これを見せびらかす、というんですが!

コレクションのうち一つはウェルカムギフトです。
実は購入したセットで出た3TAKEのうち2TAKEがJAYのデータだったので、コレクションには気に入っているバージョンの方を選んで入れてます。

ランダムという販売方式なので、トレーディングの場を設けてもらわないとコレクターは困りますよね。
試行版っぽいと私が思ったのは、特にこの点です。
アプリ色々いじってみたけど、トレーディングの場は見つからなかったので、見つけた方いらしたら、教えてくださると嬉しいです。

4th DROPの販売終了後あたりに、トレーディングの詳細が出そうな気もしてますけども。

記事の公開後OSを2セット追加購入。7人揃えたかったんですが、ランダムはなかなかに難しいですね。
コレクションの方はJakeとSunghoonも増えて、5takeを公表中。

ちなみにSSについては同じデータは世界で18個しか販売されません。
OSは66個になりますね。そこが価格差にもなっています。

価格と通貨について

MONという、プラットフォーム内の通貨が示されています。
1MONが1米ドルです。
なので、イーサリアムやビットコインなどを所持していても、そういう暗号通貨では購入できません。
クレジットカード経由で米ドルで購入した印象の方が強いです。
NFTとはいえ、Openseaなどの一般的な市場に出すのではなく、あくまでMOMENTICA内で留まっているのが現時点です。

それとアプリからの購入は、webでの価格にAPPLE社への手数料がプラスされます。多分Androidでも同じく手数料がかかるはず(規約に書いてあった。)

米ドル建てで定価がついての販売になっていますが、トレーディング等が始まると通貨価値の変動も出てくるのではないかと思います。

きちんとデータは買えるんですが、運営を誤られると数年後に買ったものすら残らない可能性もあるので、購入の際には、こういう「新しい試みに投資する」という感覚もあった方が良いかと思います。
terms(規約のこと。ホームページの一番下にあります)には目を通しておきましょう。

推しを試みに使うな、とお怒りになる方は当然いらっしゃるでしょうし、実際HYBEがこの企画案を発表したときには、ファンから大ブーイングだったというのを私も知っています。

ただ、一歩を踏み出さないと新世界は見えてこないところがあると思うんですね。
トレカのNFT化を他事務所が成功(もしくは失敗)してから、HYBEがやっても意味がないかなぁ。

NBA Top ShotがNFTの成功例としてよく語られています。

当然ながら英語のみのサイトです。暗号通貨でも米ドルでも購入可能。
NBAの成功に、MLBやNFLといったプロスポーツシーンがこぞって参入しているのだとか。

シュートシーンのレアリティとかで、ファンの中では資産を築いた人もいるといいます。(購入したNFTを再販売することが可能なため。証明書にはその記録も残る)
ファンが資産を築くのはどうかとしても、正当な報酬として推しの収入の新たな道ができるのは良いことなのではないか、と思います。
転売と違い、再販売時には元の販売者が決めた取り分が元の販売者にも入る仕組みも証明書上で決める事が可能です。
HYBEが儲かるということは、推しの収入もあがってなくちゃいけないのでね。

なんにせよ、成功している例が世界にはある、というのが、大ブーイングされるほど無謀な挑戦ではない、と思います。
シュートシーンと書きましたけど、連想できますよね?推しのダンスの決めシーンそれにどれほど価値があると感じるか。

ENHYPENがトップバッターなのは、デビューから日が浅すぎないという事、ダンスがTickTokで人気を博していること、だからではないでしょうか。
ただ、ファンの年齢層的にすんなりついてこれるのかは謎だと思います。
価格設定は適正価格だと私は思いますが、学生さんのお小遣いを費やすには少し高いような気がするので。
注意!!未成年者の購入は保護者・後見人の認証が必要ですし、13歳未満はサービスの提供を受けられない規約です。

総括

推したちのデジタル肖像権を確立していくのに、NFTは良い仕組みだと私は思います。最初に書いたように、「証明書」が付いているのですから。
これは正しいとか間違っているの議論ではなく、価値をどこに認めるかの基準の違いになるかとは思います。

無料で見ることのできる動画だって続くでしょう。写真も普通に出回ると思います。
それ以外に、証明書がついたものが販売される、そういう理解でいいと思います。
証明書付きでなければ公式ではない、という姿勢ではないですから。

あと日本語版がないのは、日本のファンを蔑ろにしている。という意見はいろんなところでみられる話ですが、日本で最初にアプリをローンチするとコケるというのも聞く話のように思います。
つまり重箱の隅を突くような評価の仕方をするために、立ち上げたばかりのアプリを応援してもらえず潰されるということ。

それに日本語はアプリにとって大変な面もあること、漢字・ひらがな・カタカナと3種類の文字をアプリに組み込まなくてはいけないので負荷が大きいです。
それに翻訳の日本語がおかしくても、評価の減点になりますしね。
アルファベットは26文字、大文字小文字で52文字それに数字と記号を加えればよし。

そして、残念なことに、NFTを始めとしたWeb3.0が日本では一部の人たちしか参加していないものになってしまっていて、取り組みが完全に遅れているんですね。
なんてったって、私もこの夏初めてイーサリアムを手にしたので。
手にするまで、日本語のノウハウサイトをあちこち見て、結局英語のみのプラットフォームに辿り着き、販売されているNFTの多種多様さに「グェ」って声が漏れたレベルでした。
(音源をNFTとして販売していたりもします。NFTじゃなきゃ聴けない曲ではなくて、spotifyでストリーミングできる曲です。でも証明書が付いている特別な音源として販売されてる。)

そんな私の感覚では、MOMENTICAは英語市場の方を意識していると思います。
NFT慣れしている市場で一定の評価を得て、拡大充実していく予定なのではないでしょうか。推測にすぎませんが。

結論としては、推しの限定物がデジタルで欲しい人には新たなプラットフォームが提供されたと言えますし、NFTは詐欺まがいだと思う人は触れないでおいていいモノです。
画像自体の閲覧は購入せずにできるのでね。

ただ、これが軌道に乗ったとき、買っておけば良かった!にならないよう、また、失敗した時に恨まないよう、ご自身の責任で楽しまれては如何かと思います。

とりあえず、1DROPはあと数日で終わってしまうので急ぎまとめてみました。
何かのご参考になれば幸いです。
ご質問等ございましたらコメントいただいても大丈夫です。
勉強中でお答えできない内容もあるかと思いますが、その際は正直に分かりませんとお返事するのはお許しください。

NFTの価値に関して、さっくり分かりやすかった動画貼っておきます。
後半は有料らしいですが無料部分でもわかるところ多いです。
推しの動画を回す合間に勉強してみてください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?