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駐在中に忘れちゃいけないこと

前回の友達つくりの話…

いろんな方法で遊べる友達を作ってきて、つい最近はお別れ(駐妻の帰任)も経験しました。その子とは4回会っただけなのに、この寂しさは一体…?

そうです。駐妻っていうのは必ずどこかで終わり(帰任)が来るんですよね。
そしてそれだけの別れもある。自分が先に帰任するのか、友達が先に帰任するのか…いつだって見送るほうが寂しい気がする。

コロナ禍になって帰任期間がハッキリしない駐在員って多いんじゃないでしょうか。夫もその一人です。すでに彼自身は中国駐在も3年半経過していますが、次の春に異動なのか?はたまた1年後なのか?それはもう分りません。でも必ず帰任の日はやってくるんです。

…え?やってくるよね??え?え?


駐在先での人間関係…

大人になってから、転職以外でこんなに短期間でいろんな人と知り合う機会なんてなかなかないし、どこかのコミュニティに改めて飛び込んでみよう!と思うことすらないもんね。
私なんて元来、能動的に人と関わろうとしない人間なので、自分でも今の自分に驚いてます。この年になっても自分の知らない自分がいるもんだなぁ(しみじみ)
ここで知り合った人たちの中で、帰国して以降も長くお付き合いができるのが何人いるのかは分からないけど、この異国の地で確かに支えてもらった有難い存在であることに変わりはないです。

だけど私自身きっと日本に戻れば、ずっと昔から私を知っている友達と会って話して生活していくうちに、どんどん駐在時代の友達のことは記憶の片隅に追いやられてしまうんだろうなぁ、と。
たまーーーに「元気してるかなぁ」なんて思ったとしても、わざわざ連絡とってまで…と思うだろうし、お互いインスタでもやってればだいたいの近況は分かるだそうし。
もちろん「私は帰国してからも駐妻時代の友達とめちゃくちゃ仲良いし、しょっちゅう遊ぶよ!」っていう人もいるんだと思います。だとすれば、それはとっても幸運なことだよな、と。

最近、リアルでもインスタでもTwitterでもいろんな駐妻さんとお話するんですけど、私どうしても「自分が変な奴だと思われてないかな。」「ちゃんと普通の駐妻っぽくリアクションできてるかな。」って気にしちゃうんですよね。(そのわりに変なこと言っちゃうんだけど★)
日本だったら誰にどう思われても別に平気だったのに、どうしてこんなに周りの気持ちが気になるんだろう…と思ったり。
でもきっとそれは「中国駐在妻」という共通項で繋がってるコミュニティの中で浮きたくない、浮いたら終わる。ってどこかで思ってるのかな?と。

でもよーーく考えたら

良くも悪くも絶対に終わる日が来る。それが駐妻。
最初に書いた通りです、大事なことなので2回言いました。

じゃあ、どう思われようと関係ないよね。浮くなら浮くでいいじゃん、旦那に迷惑さえかけなければね。

そして相手からの善意は素直に受け取ればいいし、もし悪意をぶつけられたとしても「駐妻」の枠さえ外れれば何も残らん。何言われてもノーカン。ノーダメージ。はい、終了!
とはいえ逆に「どう思われてもいいし~」って傍若無人に振舞ってもいいよね?ってことではないですよ。そりゃ人間として当たり前の話ね。

現地にいると、どうしても見失いがちなんですけど、私には"私を好きでいてくれる友達"が日本にたくさん(…ではなかった、見栄張った。数人です)いるわけで、その子たちを大切に思ってれば、そもそも駐在先での人間関係にそんなにモヤついたりする必要ってないんじゃないでしょうかね。
最近、改めて日本にいる友達とTV電話したり、ちょっと連絡途絶えてた友達に自分から連絡とってみたり、思いもよらない人が意外にもマメに連絡くれたりして、改めてそう思いました。
私にはちゃんと戻る場所があるじゃん、って。

だからもし友達ができなくても、

そんなに悩む必要ないのかもしれない。
さすがにずーーーーーっと1人はしんどいけどさ…ウン。
前回の記事では「私こうやって友達つくりました」と紹介したけど、かといって毎週毎週、誰かと遊んでるわけでもないし、逆に予定入りすぎるとしんどくなってるし…(もしかして:加齢)
それに場所によっては友達作りが本当に難しい場合もあるじゃないですか。
言葉もままならないのに、いきなり現地の友達作るのもハードル高すぎるし。
だから前回の記事は参考程度にどうぞ、って話です。「こうやって友達作れるからやってみ?」って話ではないし、作る必要がない人はそのままでいいと思うんだ。結局、孤独に耐えれる人間が一番強いと思うから。

確かに駐在先では「ぼっち」かもしれない。でもGoogleアースをちょっとズラしてみたら、まぁまぁ友達いるじゃん!って思うのもアリなのかもなぁ。
帰る場所に心許せる友達がちゃんといること、忘れちゃいけないよね。



まぁ、いろいろ言いましたが…
なんてったって駐妻には終わりが来るんだから。(ついに3回目)
泣いても笑っても怒っても苦しんでも…すっごく楽しくて帰りたくなかったとしても、いつかは終わる。
ツライときは「しょせん死ぬわけじゃないし」の精神で、
「しょせん一生ここにいるわけじゃないし」と思えばよい。

たくさんの友達とキラキラしてる駐妻を見ると羨ましいと思うかもしれない。でもそれはきっと瞬間的なものです。
彼女たちも帰任すれば、単なる日本在住の主婦になるわけですから。



だって駐妻には終わりが来るんだからね(4回目でフィニッシュ)


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