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脱稿した

脱稿した。やったぜ。
己との闘いについて勝利報告をさせてください。



なんの脱稿かと言うと、小説です。
漫画を描いてみたいなあという志もかつてありましたが、絵を描く練習にガムシャラになれる前に書きたい情景・人物・シチュエーションが湧き出してくるのでとりあえず全部文字で起こしたというなりゆきでした。


これを書いてみよう!と思い立ち、投稿先と応募締切を確認して、あとは静かな熱狂の日々だった。期間は一週間ほどだった。
最後3日間はたびたび、原稿を書き終えたいけど用事で書けないという時があり、その時は書き上げたい欲と締切に間に合うかの不安が自分の中でせめぎ合って、ずっと武者震いしていた。武者震いしてたので翌日全身筋肉痛になった。

学校のテスト勉強とかレポートとか部活の発表物とか、そんなものはめんどくさいうえ取り組める期限も決まっていたから、自分で努力した7割くらいで「完成ということ」にしてそれなりにやってきた。
それなのに今回、自分の8~9割の力を自分の意思で出せたんではないかと思ってます。自分の可能性を発揮して何かをやり遂げることがこんなに素晴らしいことかと、マズローの欲求階段の最上階に位置するという自己実現の欲求がちょっぴり満たされた気がしている。


そして私は、最高の脱稿ハーブを数年ぶりに喫することになった。
完成した原稿を校正している時点でもうジワジワと分泌しだし、作品をアップロードしたと同時にハジけた。
やった、やり遂げた、嬉しい、見たかオラなど、いろんな叫びが口から出そうだったが、深夜2時前だし翌朝も出社だし連日の原稿作業と仕事で疲れ果ててたのでそのまま寝た。



突然始まり突然終わった、嵐のような一週間だった。自分の生活を削る感覚もあり、それにはとてもくたびれた。
そのはずなのだが。

私は、私の中にもう次に書きたいものが湧き出していることに驚いている。

脱稿記念にピエールエルメのマカロンを買いました。
拙者、フランボワーズのお菓子大好き侍で候。

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