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ブライトリング オールドナビタイマーII

 ブライトリングのオールドナビタイマーII(A13022)を、長年愛用しています。この時計は1997年に購入したので、もう23年前になりますね。このモデルの販売は終了し、コンセプトを継承したNAVITIMER HERITAGEというモデルが販売されています。

 大学生時代、お金持ちの友人がクロノマットを購入して、当時としてはとても大きなフェイスと複雑な文字盤に驚きました。それは1990年ごろで、ブライトリングが再始動して間もない時期だったと思います。そのため、あまり知られていないブランドでした。調べてみると、オールドナビタイマーというモデルがさらに複雑で、他では見る事のできない独特な雰囲気を放っていました。大学生だった私は、この時計に惚れ込んでしまいました。しかし貧乏学生ではとても買えないので、社会人になり5年くらい経ってから購入しました。当時の価格で40万円近くしたと思います。社会人とはいえ、まさに清水の舞台から飛び降りる感覚です。でも、20年を超えても未だ色褪せない普遍的なデザインは、買って良かったと思います。中途半端に妥協して買うよりも、高くても納得できるものを買う方が安く上がることを学びました。

 ただ、航空計算尺は使ったことがなく、自分にとっては飾りです。iPhoneを所有する以前は、海外出張の時の為替計算で使うくらいでしょうか。ストップウォッチすら使わないので、オーバースペックであることは間違いありません。ただ眺めて「カッコいいな」と満足しているだけです。裏面も細かな彫刻が施されており、見応え感があります。

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 ムーブメントは、バルジュー7750というものです。当時は、完全自社製ムーブメント(キャリバー01)になる前の時代でした。このムーブメントは多くのクロノグラフに採用されているので、修理が容易というメリットがあります。tutima グラスヒュッテというデイトナもどきのクロノグラフも持っていますが、中身はほとんど同じです。こちらは、社会人になって初めてのボーナスで買いました。オールドナビタイマーIIの半分以下の値段なのでリーズナブルですね。残念ながらあまりメジャーなブランドとは言えませんが、、、。個人的には、こちらも気に入っています。

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 革バンドはオリジナルではなく、6年前に新調しました。銀座にあるJEAN ROUSSEAUという時計革バンドの専門ショップです。流石に15年を超えると、頻繁に使っていなくても革バンドが劣化してきます。純正バントと同じように肉厚のあるようにして頂きました。これも大満足です。このショップでは、昨年IWC Mark XVの革バンドも新調しました。

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 普段はApple Watchをしています。そのため、使用頻度から、高額な機械式時計を買うことはもうないかと思いますが、現在所有している機械式時計の数本は大切にしていきたいです。この所有感はApple Watchからは得られない価値です。




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