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スポッティング処理 <週末自家プリント>

自家プリントにおいて、フィルムのゴミは悩ましい問題です。デジタルスキャンであれば、Photoshopで修正して問題解決です。しかし、プリントとなるとそうは行きません。もちろん、フィルムに付着したゴミを綺麗に取り払うのは当たり前ですが、完全に無くすことができない場合があります。その場合、スポッティングという方法で処理する事ができます。これは、Sin tooyamaさんから教えて頂きました。そこで、スポッティング処理を行うためにスポッティング用のインクを探しました。

いつものB&Hでは、スポッティングインクはディスコンになっており手に入りません。いろいろ探したら、ロサンゼルスにあるFleestyleというフィルムカメラ用品店で販売していました。ちょうどロサンゼルスに出張しているので、出社前にショップに立ち寄って購入することにしました。
2種類あって「Peerless Black and White Spotting Dye - Black Opaque」と「Peerless Black and White Spotting Dye - Lamp Black」です。どちらが良いのか分からないので、とりあえず両方買いました。

Black Opaqueの方はキャップがスポイトになっていますが、Lamp Blackは普通のキャップなので、そのままパレットにインクを落とすと思ったよりも多めに出てしまいます。Lamp Blackでも、スポイトでの運用が望ましいです。

Black OpaqueとLamp Blackを印画紙の隅に塗ってみましたが、私の目ではその差が分かりませんでした。うむむ、、

とりあえず、Lamp Blackでゴミの部分を塗ってみることにしました。まず問題なのは、老眼のため私のコンタクトレンズでは細かいところが見えないことです。拡大鏡が必要です。

結果としては、濃淡と光沢感が全くプリントに合わず、かえって目立っています。老眼により、はみ出てちゃんと塗れてないのも問題です。濃淡の調整は水と混ぜればなんとかなりそうだし、はみ出てちゃんと塗れていないのは拡大鏡で何とかなりそうです。しかし、光沢感の差は難しそうです。これは、かなりの手強く練習が必要です。スポッティング沼にハマりそうです。

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