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CCDセンサーのCANON IXY DEGITAL 930 ISを使ってみた

最近、CCDセンサーが搭載されたオールドデジタルカメラが流行っているようです。そこで家の中でCCDセンサーが搭載されたカメラがあるか探してみたら、1台ありました。妻が持っているコンデジで、2009年発売のCANON IXY DEGITAL 930 IS(約1210万画素)です。IXYシリーズはフィルムまで遡り、一貫してスタイリッシュなステンレスボディデザインが特徴となっています。このモデルは2009年に発売されています。ちなみに私は、IXYデジタル初期のIXY DIGITAL 200(2001年発売)を使っていました。
IXYシリーズは男性的なスクエアデザインが多い印象ですが、IXY DEGITAL 930 ISは豊かな面形状で、ジェンダーレスがターゲットになっていると思われます。それは、カラフルなカラーバリエーションからも察することができます。

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上部のデザインは、前後のアルミパネルが挟み込むような造形で、ブラックアウトされた中央のパネルが左右に広がる形状でアクティブな動きを表現しています。

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ということで、娘との散歩ついでに写真をいくつか撮りました。写真を撮っていると、娘が「それは私のカメラ」と言って取り上げられてしまいました。どうやら普段、妻が娘に使わせていたようです。というわけで、娘が撮った写真の作例です。

まず一発目が自撮りです。なかなかこんなダイナミックな自撮りは出来ません。最短撮影距離は標準で50cmですがマクロモードで5cmです。カメラが自動的にマクロモードにしたのでしょうか。逆光で、これだけ写せるのだから素晴らしいと思います。

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次は、自分のお気に入りの靴をパシャリ。やはり4歳にもなれば立派な女の子です。この靴は、散歩で歩きづらいからやめておいた方が良いと言ったにも関わらず、娘はこの靴でなければ外に行かないと駄々をこねました。彼女の思い入れの深さを感じます。

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次は空です。周辺減光がありますね。でも、悪くはありません。ブルーとグリーンが綺麗に発色しています。何故、彼女が空を撮ったのかは不明。

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そして、一緒に散歩する親父をパシャリ。上半身が曇っています。レンズを見ると、ベタベタと娘の指紋らしき汚れがありました。これでは、ちゃんとしたレビューが出来ませんね。どうしてもレンズを触るクセが抜けないようです。キラキラ光って魅力的なのでしょう。気持ちは分かります。私も、時々レンズを舐めてみたい衝動に駆られます。

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途中で写真を撮るのが飽きて、花摘みに夢中になってしまいました。気軽のパシャパシャ撮れるのは良いですね。スマートフォンと違って、物理ボタンのシャッターを押すという感覚が心地良いです。

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正直、CCDセンサー独特の何か特徴あるが写真が撮れたか分かりません。IXY DEGITAL 930 ISは約1210万画素で、私が持っているiPhone 12の1200万画素とほとんど同じです。最新のiPhoneは、LiDARなどさまざまな最新デジタル処理でIXY DEGITAL 930 ISよりも優れているところが多々あります。何よりもSNSと直結したインフラが強みです。そのことから、あえてこのコンデジを持つモチベーションが難しいところです。

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一方、最大のメリットはサイズと重さです。サイズは、iPhone 12よりも明らかに小さくコンパクトです。重量もiPhone 12は純正ケース付きで200gですが、IXY DEGITAL 930 ISは150gと超軽量です。LEICA MP + Voigtlander Nokton Vintage Line 50mm F1.5 Aspherical II SCに至っては930gですから、比べるまでもありません。

娘はこのカメラを使いこなしています。軽くて小さいメリットを生かして、これからも彼女のカメラとして活躍してもらおうと思います。



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